「費用ゼロで森の授業」鹿児島・日置市の小学生が300年の松林でジップスライド体験 森林環境譲与税が実現
2026年10月7日(水) 12:00
「森を守ることが子どもを育てることにつながる」

施設の最大の特徴は、木を傷つけないよう配慮された足場や構造にある
学校側も、この取り組みに手応えを感じている。日置市教育委員会の奥善一教育長は次のように述べた。
「税金の使い方として、きっと子どもたちのためになる有効な使い方。森林を守ることが子どもたちを育てることにつながるいい循環が生まれる」
普段は有料の施設を活用することで、子どもたちの経験の幅が広がる。費用の壁を取り除くことで実現するこの体験は、地域の財産である森林と次世代をつなぐ橋渡しともなっている。
フォレストアドベンチャー吹上浜の青山マネージャーも、この授業の意義を強調する。「自然と共生する施設ですので、森を大切にすることを広めるためにはこういう学習も大切」。施設の理念と教育の目標が重なり合うところに、今回の取り組みの核心がある。
11月には日吉学園でも実施予定
日置市では11月、小中一貫の義務教育学校である日吉学園の児童が、同様の授業を予定しているという。伊集院北小学校での初実施を経て、この森の授業は市内に広がりを見せようとしている。
300年の歴史を持つ松林が、子どもたちの学びの場として息づいている。税の使い道が地域の自然と人をつなぎ、次世代へと受け継がれていく。日置市の小さな松林で、そんな循環が静かに始まった。
















































































































