鹿児島空港の駐車場が“満車常態化” バス減便と駐車場無料で増える自家用車、解決は立体化と料金見直しか
2025年11月26日(水) 09:00
短期的対策として駐車料金の見直しも

新千歳の料金改定に学ぶ―鹿児島空港は立体駐車場と“有料化”で解決できるか
立体駐車場が「中期的取り組み」と位置づけられる一方、「短期的取り組み」として駐車料金の見直しも検討されている。
九州各県の空港駐車場の2時間駐車料金は、阿蘇くまもと空港と宮崎空港が300円で、那覇空港は500円、福岡空港は1,000円だ。一方鹿児島空港は無料。この使いやすさもあり、鹿児島空港駐車場の利用時間は2時間未満が全体の70%と圧倒的多数を占めている。
比嘉課長は「料金見直しで空港滞在時間の短縮などが見込まれるので、駐車枠の確保ができる。これは混雑緩和にもつながる」と説明する。
北海道の新千歳空港では、10月10日に駐車料金を改定し、2時間の駐車料金を300円から1000円に引き上げた。新千歳空港によると、この料金改定以降、駐車場は一度も満車になっていないという。
一方で比嘉課長は「料金を上げても利用者の数が減らず、駐車場事業者の利益だけが増えてしまうと、そもそも上げる意味がなくなる。適正な料金がどれぐらいになるかを見極めながらいくことが課題」と慎重な姿勢も示している。
鹿児島空港駐車場では現在、臨時駐車場の収容台数拡大や警備員増員によるスムーズな誘導、ホームページ上の混雑状況リアルタイム表示などの取り組みも行われている。空港利用客にとって最初の接点となる駐車場を、今後いかに使いやすくしていくか、検討会の判断が注目される。
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