音のない世界へ デフリンピック選手が教える“手話”の魅力と課題
2025年11月22日(土) 06:45
「手話は福祉でなく言語」若者が手話に触れる機会

『手話は言語』を実感する日常
枕崎市の県立枕崎高校では1999年から選択科目の一つとして手話を導入している。生徒たちは毎週2時間手話を学んでおり、「手話を使うドラマを見たことがあって、手話を使えたらいいなと思って選択した」「『楽しい』とか動かす手話が好き」「手話が使えたらもっと色々な人と友達になれるかな」と前向きに取り組んでいる。
同校で手話を教える上江七美さんは「手話は福祉ではなくて言語の一つ。伝えたい、伝わる、その気持ちを大切にして会話してほしい」と話す。
また、鹿児島女子短期大学(鹿児島市)の手話サークルでは、保育士や教師を目指す学生たちが手話の歌を練習している。「歌いながらの単語を覚えている段階なので、少しでもコミュニケーションができるように技術を身につけたい」と学生は意欲を見せる。
完璧でなくてもよい 手話の会話を楽しんでほしい
島倉さんは「私は発語があまりうまくなくて手話だけが身についているので、伝わらないことがたくさんあるし、伝えたくても伝えられないことがある。手話に触れてみてほしい、経験してみてほしい」と訴える。
東垂水さんは「正解の手話をしないといけないわけではないというのが今まで勉強してきて分かったので、もっとハードルを下げていいのかも。口元で読み取ってくれる人もいるし、それプラスちょっと手をつけてみようとか、ちょっと動きつけてみようから始まるのが手話なのかなと思っているので、会話を楽しんでほしい」とアドバイスする。
音のない世界をつなぐ「手話」は魅力ある言語の一つだ。まずは手話に触れてみることから始めてみてはどうだろうか。
#手話 #デフリンピック #インクルーシブ教育 #手話通訳 #聴覚障害 #言語の多様性#鹿児島


















































































































