【判明】過去に計5回の事故も免許返納せず 鹿児島市4人死傷事故 被告の女(85) 初公判で起訴内容認める 涙ながらに謝罪の言葉
2025年10月17日(金) 19:20
注目の裁判が始まりました。
2024年11月、鹿児島市下荒田の電車通りで普通乗用車を運転し歩行者4人をはね死傷させたとして、過失運転致死傷の罪に問われている女の初公判が鹿児島地裁で開かれ、女は起訴内容を認めました。
過失運転致死傷の罪に問われているのは、鹿児島市下荒田4丁目の無職・吉崎順子被告(85)です。
起訴状などによりますと、吉崎被告は2024年11月11日の午後6時ごろ、鹿児島市下荒田1丁目の交差点で普通乗用車を運転し右折する際に、ブレーキと間違えてアクセルを踏み込み、横断歩道にいた女性2人をはねたうえ、歩道にいた夫婦もはね、4人を死傷させたとされています。
鹿児島地裁で開かれた17日の初公判。
裁判が始まる直前に黒のパンツとジャケットにマスク姿で法廷に姿を見せた吉崎被告。
傍聴席に一礼し、証言台へと向かいました。
裁判官
「起訴状に間違いはありますか」
吉崎被告
「間違いありません」
起訴内容を認めました。
主に量刑が争点となっている今回の裁判。
検察側は冒頭陳述で吉崎被告が後期高齢者となった75歳以降、2016年に人身事故を1回、2020年から2024年にかけて、物損事故を4回起こしていたことを明らかにしました。
このことについて証言台に立った吉崎被告の家族は…
弁護士
「事故より前に免許を返納する話を本人や兄弟の間でしましたか?」
長男
「していません」
9年の間に5度の事故を起こし、ついには4人が死傷する事故を起こした吉崎被告。
事故で犠牲になった今西和隆さんの姉が、証言台で思いを語りました。
今西さんの姉
「つらく耐えがたい気持ちです。弟を帰してほしいです。なぜ、ブレーキを踏まなかったのか。事故を起こしていながら免許を返納しなかったのか。弟の死を受け入れられません。私たちは悲しみのどん底にいます。弟の命を返してください」
今西さんの姉の言葉を、吉崎被告はハンカチを握りうつむきながら聞いていました。
また吉崎被告は裁判中、折に触れて何度も涙ながらに謝罪の言葉を口にしていました。
吉崎被告
「被害者の方に迷惑をかけて申し訳ない。被害者や被害者の家族になんとおわびしていいのか分からない」
次回の公判は12月1日で、検察側の論告などが予定されています。
2024年11月、鹿児島市下荒田の電車通りで普通乗用車を運転し歩行者4人をはね死傷させたとして、過失運転致死傷の罪に問われている女の初公判が鹿児島地裁で開かれ、女は起訴内容を認めました。
過失運転致死傷の罪に問われているのは、鹿児島市下荒田4丁目の無職・吉崎順子被告(85)です。
起訴状などによりますと、吉崎被告は2024年11月11日の午後6時ごろ、鹿児島市下荒田1丁目の交差点で普通乗用車を運転し右折する際に、ブレーキと間違えてアクセルを踏み込み、横断歩道にいた女性2人をはねたうえ、歩道にいた夫婦もはね、4人を死傷させたとされています。
鹿児島地裁で開かれた17日の初公判。
裁判が始まる直前に黒のパンツとジャケットにマスク姿で法廷に姿を見せた吉崎被告。
傍聴席に一礼し、証言台へと向かいました。
裁判官
「起訴状に間違いはありますか」
吉崎被告
「間違いありません」
起訴内容を認めました。
主に量刑が争点となっている今回の裁判。
検察側は冒頭陳述で吉崎被告が後期高齢者となった75歳以降、2016年に人身事故を1回、2020年から2024年にかけて、物損事故を4回起こしていたことを明らかにしました。
このことについて証言台に立った吉崎被告の家族は…
弁護士
「事故より前に免許を返納する話を本人や兄弟の間でしましたか?」
長男
「していません」
9年の間に5度の事故を起こし、ついには4人が死傷する事故を起こした吉崎被告。
事故で犠牲になった今西和隆さんの姉が、証言台で思いを語りました。
今西さんの姉
「つらく耐えがたい気持ちです。弟を帰してほしいです。なぜ、ブレーキを踏まなかったのか。事故を起こしていながら免許を返納しなかったのか。弟の死を受け入れられません。私たちは悲しみのどん底にいます。弟の命を返してください」
今西さんの姉の言葉を、吉崎被告はハンカチを握りうつむきながら聞いていました。
また吉崎被告は裁判中、折に触れて何度も涙ながらに謝罪の言葉を口にしていました。
吉崎被告
「被害者の方に迷惑をかけて申し訳ない。被害者や被害者の家族になんとおわびしていいのか分からない」
次回の公判は12月1日で、検察側の論告などが予定されています。