「子ども民生委員」が地域を救う 5歳〜高校生が支える“見守り”の日常
2026年4月2日(木) 11:00
民生委員について考えます。
見守り役として地域に欠かせない存在ですが、高齢化や人員不足が進んでいます。
そんな中、鹿児島県日置市では民生委員として子供たちが活躍する地域があります。
どんな活動をしているのか密着しました。
「おはようございます」
鹿屋市の通学路です。
児童の登校を見守る大人たちの姿がありました。
「地域の見守り役」民生委員です。
県の協議会の会長も務める渡邉正人さんは30年以上、毎朝のように立ち続けているそうです。
県民生委員児童委員協議会・渡邉正人会長(78)
「きょうは卒業式だね。お姉ちゃんやお兄ちゃんがいなくなるから寂しくなるね」
小学生
「今度は私たちが一番上になる」
渡邉さん
「一番上になるね」
民生委員は非常勤の公務員に位置づけられますが、給与は発生しないボランティアです。
「こんにちは」
地域住民に困りごとはないか確認するのも役割の一つで、行政との橋渡し役を担うこともあります。
渡邉さん
「役所に一緒に行って問題が解決できた時に『世の中が明るくなったな』と言われた時にやりがいのある仕事だなと。楽しいですよ」
地域にとって欠かせない存在ですが、県内の民生委員の平均年齢はこの10年間で2.9歳上昇。
さらに県全体の人口が10万人以上減少しているにもかかわらず、必要な民生委員の数=定員は32人増加しています。
要因は人口が密集する地域の増員と人口減少地域における定員の維持です。
民生委員一人が担当する地域の広さには限界があり、人口が減った地域でも定員を減らせないといいます。
雨高齢化と人員不足が進む民生委員。
そんな中、日置市ではある取り組みが続けられています。
吉田さん
「お邪魔します。元気そうね」
下方限地区で16年間にわたり民生委員を続ける吉田伊都子さん、79歳。
すっかり地域の顔です。
地域住民
「いてもらわないと困る。誰もできない」
そんな吉田さんには心強い味方がいます。
子ども民生委員です。
毎週、日曜日に吉田さんと一緒に地域に住むお年寄りの家を訪問。
中原さん
「こんにちは」
吉田さん
「聞こえた?」
中原さん
「ベッドにいない」「鍵がかかってる」
吉田さん
「きぬこさん」
安否を確認しながらゴミを回収し、ゴミステーションまで持って行きます。
子ども民生委員は5歳の園児から高校2年生まで14人。
3年前の発足当初から活動を続ける中学3年生の中原さんは当時を振り返ります。
伊集院中学校3年・中原璃久さん
「『私たちはきょうから子どもお助け隊を結成します』と誰かが言った、でもやることは決まってなかった。そしたら民生委員の吉田さんが『ゴミ出しに困っている人がいるからその手伝いをしないね』と言って『じゃあそれをやろうか』と今までずっとやってきた」
修了式が行われた3月18日。
学校が終わり吉田さんの家では子ども民生委員たちがお昼ご飯を食べていました。
子ども
「シェー」
吉田さん
「いっぱい食べてね」
食事が終わると民生委員としての出番がやってきます。
中原さんが歌うのは大好きな昭和歌謡。
子ども民生委員が代わる代わる歌を披露します。
吉田さんの家で月に1回行われる地域住民の集まり。
休みが重なるタイミングでは子供たちが歌で会を盛り上げています。
お年寄りたちの顔は一気に晴れやかに。
参加したお年寄り
「楽しみに待っていました」
「子どもたちがいない、うちの集落も少ないからこんな会はない」
「春休み、夏休み、冬休みに(子どもたちが)来るから楽しい」
子どもたちと楽しく活動する吉田さんですが、実は民生委員を辞めようか悩んだことがあったそうです。
日置市の民生委員・吉田伊都子さん(79)
「今年度引き受ける時にもう70代最後の年だったのでちょっとち躊躇して、『おばちゃんはここらへんでやめようと思うんだけど』と言ったら、子供たちが『僕たちはまだやる気で子ども民生委員続けるのになんでおばちゃんだけやめるの』『僕たちともうちょっと一緒に頑張ってよ』と言われて、うれしい納得をして今に至っている」
地域住民だけでなく、現役の民生委員の支えにもなっている子ども民生委員。
子ども民生委員 小学5年・牛垣栄美さん
「喜んでくれる笑顔が見られるからうれしい」
子ども民生委員 小学5年・牛垣美七さん
「高校生とか大学生とかできるところまで続けたい」
子ども民生委員 中学3年・中原璃久さん
「きょうはすごく楽しかった。おじいちゃんおばあちゃんたちの『ありがとう』という声や『歌が上手だね』という声で元気になる」
Q.いつまで続けますか?
「できる限り長く続けたい」
見守られる立場から地域を支える存在に。
子ども民生委員たちは楽しみながら活動を続けます。
見守り役として地域に欠かせない存在ですが、高齢化や人員不足が進んでいます。
そんな中、鹿児島県日置市では民生委員として子供たちが活躍する地域があります。
どんな活動をしているのか密着しました。
「おはようございます」
鹿屋市の通学路です。
児童の登校を見守る大人たちの姿がありました。
「地域の見守り役」民生委員です。
県の協議会の会長も務める渡邉正人さんは30年以上、毎朝のように立ち続けているそうです。
県民生委員児童委員協議会・渡邉正人会長(78)
「きょうは卒業式だね。お姉ちゃんやお兄ちゃんがいなくなるから寂しくなるね」
小学生
「今度は私たちが一番上になる」
渡邉さん
「一番上になるね」
民生委員は非常勤の公務員に位置づけられますが、給与は発生しないボランティアです。
「こんにちは」
地域住民に困りごとはないか確認するのも役割の一つで、行政との橋渡し役を担うこともあります。
渡邉さん
「役所に一緒に行って問題が解決できた時に『世の中が明るくなったな』と言われた時にやりがいのある仕事だなと。楽しいですよ」
地域にとって欠かせない存在ですが、県内の民生委員の平均年齢はこの10年間で2.9歳上昇。
さらに県全体の人口が10万人以上減少しているにもかかわらず、必要な民生委員の数=定員は32人増加しています。
要因は人口が密集する地域の増員と人口減少地域における定員の維持です。
民生委員一人が担当する地域の広さには限界があり、人口が減った地域でも定員を減らせないといいます。
雨高齢化と人員不足が進む民生委員。
そんな中、日置市ではある取り組みが続けられています。
吉田さん
「お邪魔します。元気そうね」
下方限地区で16年間にわたり民生委員を続ける吉田伊都子さん、79歳。
すっかり地域の顔です。
地域住民
「いてもらわないと困る。誰もできない」
そんな吉田さんには心強い味方がいます。
子ども民生委員です。
毎週、日曜日に吉田さんと一緒に地域に住むお年寄りの家を訪問。
中原さん
「こんにちは」
吉田さん
「聞こえた?」
中原さん
「ベッドにいない」「鍵がかかってる」
吉田さん
「きぬこさん」
安否を確認しながらゴミを回収し、ゴミステーションまで持って行きます。
子ども民生委員は5歳の園児から高校2年生まで14人。
3年前の発足当初から活動を続ける中学3年生の中原さんは当時を振り返ります。
伊集院中学校3年・中原璃久さん
「『私たちはきょうから子どもお助け隊を結成します』と誰かが言った、でもやることは決まってなかった。そしたら民生委員の吉田さんが『ゴミ出しに困っている人がいるからその手伝いをしないね』と言って『じゃあそれをやろうか』と今までずっとやってきた」
修了式が行われた3月18日。
学校が終わり吉田さんの家では子ども民生委員たちがお昼ご飯を食べていました。
子ども
「シェー」
吉田さん
「いっぱい食べてね」
食事が終わると民生委員としての出番がやってきます。
中原さんが歌うのは大好きな昭和歌謡。
子ども民生委員が代わる代わる歌を披露します。
吉田さんの家で月に1回行われる地域住民の集まり。
休みが重なるタイミングでは子供たちが歌で会を盛り上げています。
お年寄りたちの顔は一気に晴れやかに。
参加したお年寄り
「楽しみに待っていました」
「子どもたちがいない、うちの集落も少ないからこんな会はない」
「春休み、夏休み、冬休みに(子どもたちが)来るから楽しい」
子どもたちと楽しく活動する吉田さんですが、実は民生委員を辞めようか悩んだことがあったそうです。
日置市の民生委員・吉田伊都子さん(79)
「今年度引き受ける時にもう70代最後の年だったのでちょっとち躊躇して、『おばちゃんはここらへんでやめようと思うんだけど』と言ったら、子供たちが『僕たちはまだやる気で子ども民生委員続けるのになんでおばちゃんだけやめるの』『僕たちともうちょっと一緒に頑張ってよ』と言われて、うれしい納得をして今に至っている」
地域住民だけでなく、現役の民生委員の支えにもなっている子ども民生委員。
子ども民生委員 小学5年・牛垣栄美さん
「喜んでくれる笑顔が見られるからうれしい」
子ども民生委員 小学5年・牛垣美七さん
「高校生とか大学生とかできるところまで続けたい」
子ども民生委員 中学3年・中原璃久さん
「きょうはすごく楽しかった。おじいちゃんおばあちゃんたちの『ありがとう』という声や『歌が上手だね』という声で元気になる」
Q.いつまで続けますか?
「できる限り長く続けたい」
見守られる立場から地域を支える存在に。
子ども民生委員たちは楽しみながら活動を続けます。





















































































































