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ニュース・スポーツ

「温泉は飲み物です」 鹿児島・垂水市 地域を代表する産業に 温泉水の今 

2025年10月24日(金) 18:34

鹿児島県内各地で温泉が湧く「温泉大国」鹿児島。

入浴で楽しむのが一般的ですが、鹿児島県垂水市では昔から「飲み水」の一種としても温泉に親しんできました。

垂水市での温泉水の今を特集します。

「垂れる水」と書いて「垂水市」。

諸説ありますが、シラス台地で水晶のような清らかな水が湧いていたことが地名の由来と言われています。

そんな垂水市で温泉と言えば、湯船でつかるものではなく飲むものなんです。

現在、垂水市内には、温泉水の製造販売を行う会社が9社あり、地域を代表する産業の一つとなっています。

こちらは市が作成した温泉水の販売所マップです。

味わいや成分が違う温泉水を飲み比べて、自分に合った一品を見つけるのも楽しそうです。

垂水市水産商工観光課・葛迫洋さん
「掘っている場所も違うので、成分はかなり違いがあるが好みで『この温泉が好き』とか皆さん言っている。飲み比べてもらうのが一番」

ではなぜ、垂水市には温泉水メーカーが多いのでしょうか?

垂水市水産商工観光課・葛迫洋さん
「昭和61年頃から始まったと言われているが、当時、建設業者が『何か違うことができないか』と、温泉水を掘って販売用にしたと聞いている」

実際に垂水市で温泉水を販売する9社のうち4社は建設会社も営んでいます。

そのうちの一つ、「垂水温泉鶴田」を訪ねました。

源泉の場所を見つけたのは垂水の地層に詳しかった先々代だそうです。

垂水温泉鶴田 品質保証グループリーダー・福岡孝治さん
「こちら800m地下から48℃くらいで湧いている源泉の場所です。すごいですね、ビルで言うと30階建て以上。東京タワーの倍以上ですからね」

温泉を発掘したのは今から30年以上前の1992年のこと。

当時は近所の人が自由に温泉水を持ち帰れるように無料で開放していたそうですが、「行列に並ばなくてもいいように売ってほしい」「くみに行けないので売ってほしい」と言った声が相次ぎ、商品化したそうです。

垂水温泉鶴田 品質保証グループリーダー・福岡孝治さん
「シリカ、水溶性のゲルマニウムが含まれていて、のどごしも良く、口に含んだとき甘みを感じる。直接飲むだけではなく、コーヒーやお茶、だしをとっても非常においしくなる」

実際にコーヒーを飲んでみると!?

鹿屋支局・春山たかよ記者
「んーー!香りがまずパーッときましたね。温泉水ってもったいなくて何かに使おうと思ったことはないんですけど、アリですねコーヒー。味がすごくいいです」

地下約800メートルから湧き出た温泉は、成分が変化しないよう沸騰しないギリギリの90度でゆっくり殺菌されボトルに詰められます。

料亭などからも引き合いがあるそうです。

また、需要に供給が追いつかず工場を増設する会社も。

「温泉水99」を販売するエスオーシーは、口コミサイトでの人気の高まりを受けて、第3工場を建設することになりました。

東南アジアへの輸出強化も計画していて、2026年1月からはタイ国内での販売を予定しています。

エスオーシー・草間茂行社長
「結構、外国の皆さんも『おいしい』と言っていただき、カンボジアでも非常にたくさん需要があって、毎月、定期的に40フィートのコンテナで注文がある。これから相当、外国でも輸出が期待できる」

垂水が誇る特産品、飲む温泉水。

市民だけでなく全国に、そして世界に広がっています。

皆さんも入浴だけでなく飲んで温泉を味わってみてはいかがですか?

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