【中継】浸水被害があった霧島市は今 坪内キャスターが現場から報告 鹿児島
2025年9月8日(月) 18:50
8月8日に記録的な大雨に見舞われた鹿児島県霧島市と姶良市。
こちらは霧島市で浸水被害が報告された主な場所を示したものです。
天降川沿いを中心に隼人町と国分の広い範囲に被害が及び、床上浸水は540戸、床下浸水は354戸となっています。
霧島市の現状はどうなのか、8日は坪内キャスターが浸水被害のあった隼人町内の現場からお伝えします。
坪内一樹キャスター
「霧島市隼人町の日当山地区からお伝えします。私が来ているのは観光施設の日当山西郷どん村です。ここはレストランや物産館などがある施設ですが、現在も営業は再開できていません。駐車場の一部には使えなくなってしまった厨房機器がまだ残されたままの状態となっています。8日、私は霧島市内を取材したんですが、この1カ月で変わらないもの、変わったもの、様々なものがありました。まずはVTRからご覧ください」
鹿児島県内で線状降水帯が2度発生した8月8日、鹿児島県霧島市では街中まで浸水。
市街地は道路が川の様に泥水であふれていました。
それから1カ月、街にはいつも通りの風景が戻ってきているように見えました。
通り沿いにあるタタミ店を訪ねました。
西薗タタミ店・坂本有司さん
「その辺まで水が来た。この辺ぐらいまで水が来た」
店は浸水被害をまぬがれたものの、霧島市では900戸近くが浸水する中、店にはこんな変化があったといいます。
Q.災害がないときに比べ注文はどれくらい?
西薗タタミ店・坂本有司さん
「新調になるので新調は倍以上」
Q.畳は一回水に漬かると?
西薗タタミ店・坂本有司さん
「使えない。重くなって。乾くというものじゃない。乾いてから使えるものではない」
今も店には注文が相次いでいるそうです。
Q.こんな形で仕事が増えるのは?
西薗タタミ店・坂本有司さん
「望んでいない。11月、ひょっとしたら12月まで続くかもしれない。この際フローリングにする人もいらっしゃる」
住宅が多く被災する中で、なかなか終わりが見えないのが災害ごみの処理です。
霧島市 環境衛生課・出口竜也さん
「最初は大量に被災地域から運ばれたが、徐々に分別、搬出が進んでかなり少なくなっている」
発災直後に比べると減ってきているそうですが、仮置き場にはまだまだ多くの災害ごみが。
特に冷蔵庫などの家電はリサイクルの手続きをしなければならず、処理に時間がかかっているということです。
Q.いつまで仮置き場を設けている?
霧島市 環境衛生課・出口竜也さん
「現在も片付けを進めていて日々持ってくる状況。場合によってはリフォームにまで及んでいて、まだまだ被災者は(片付けに)時間がかかると思う」
坪内一樹キャスター
「至る所で大雨の爪痕が色濃く残る霧島市。復旧へはまだまだ時間がかかると感じました」
※詳しい内容は動画をご覧ください。
こちらは霧島市で浸水被害が報告された主な場所を示したものです。
天降川沿いを中心に隼人町と国分の広い範囲に被害が及び、床上浸水は540戸、床下浸水は354戸となっています。
霧島市の現状はどうなのか、8日は坪内キャスターが浸水被害のあった隼人町内の現場からお伝えします。
坪内一樹キャスター
「霧島市隼人町の日当山地区からお伝えします。私が来ているのは観光施設の日当山西郷どん村です。ここはレストランや物産館などがある施設ですが、現在も営業は再開できていません。駐車場の一部には使えなくなってしまった厨房機器がまだ残されたままの状態となっています。8日、私は霧島市内を取材したんですが、この1カ月で変わらないもの、変わったもの、様々なものがありました。まずはVTRからご覧ください」
鹿児島県内で線状降水帯が2度発生した8月8日、鹿児島県霧島市では街中まで浸水。
市街地は道路が川の様に泥水であふれていました。
それから1カ月、街にはいつも通りの風景が戻ってきているように見えました。
通り沿いにあるタタミ店を訪ねました。
西薗タタミ店・坂本有司さん
「その辺まで水が来た。この辺ぐらいまで水が来た」
店は浸水被害をまぬがれたものの、霧島市では900戸近くが浸水する中、店にはこんな変化があったといいます。
Q.災害がないときに比べ注文はどれくらい?
西薗タタミ店・坂本有司さん
「新調になるので新調は倍以上」
Q.畳は一回水に漬かると?
西薗タタミ店・坂本有司さん
「使えない。重くなって。乾くというものじゃない。乾いてから使えるものではない」
今も店には注文が相次いでいるそうです。
Q.こんな形で仕事が増えるのは?
西薗タタミ店・坂本有司さん
「望んでいない。11月、ひょっとしたら12月まで続くかもしれない。この際フローリングにする人もいらっしゃる」
住宅が多く被災する中で、なかなか終わりが見えないのが災害ごみの処理です。
霧島市 環境衛生課・出口竜也さん
「最初は大量に被災地域から運ばれたが、徐々に分別、搬出が進んでかなり少なくなっている」
発災直後に比べると減ってきているそうですが、仮置き場にはまだまだ多くの災害ごみが。
特に冷蔵庫などの家電はリサイクルの手続きをしなければならず、処理に時間がかかっているということです。
Q.いつまで仮置き場を設けている?
霧島市 環境衛生課・出口竜也さん
「現在も片付けを進めていて日々持ってくる状況。場合によってはリフォームにまで及んでいて、まだまだ被災者は(片付けに)時間がかかると思う」
坪内一樹キャスター
「至る所で大雨の爪痕が色濃く残る霧島市。復旧へはまだまだ時間がかかると感じました」
※詳しい内容は動画をご覧ください。