渡り鳥のシーズンを前に 高病原性鳥インフルエンザ防疫演習 鹿児島市
2024年9月9日(月) 11:24
渡り鳥のシーズンを前に高病原性の鳥インフルエンザが発生した際に迅速に防疫措置を行えるよう、過去の事例や発生時の対応などを共有する会議が鹿児島市で開かれました。
防疫演習は渡り鳥が飛来するシーズンを前に、高病原性鳥インフルエンザへの対応を共有しようと毎年この時期に開かれています。この日はオンラインも含めて畜産関係者ら約200人が参加しました。
会ではまずウイルス学が専門の鹿児島大学の小澤真准教授が講演。
近年の特徴として鳥がウイルスに感染してから死ぬまでの期間が長いことをあげ、異常を見つけたら早めに通報するよう呼びかけました。
鹿児島大学 小澤真准教授
「感染確認のタイミングより1週間前に(ウイルスが)鶏舎に入っているケースも想定しなくてはいけない。死亡羽数の増加が認められていなくても『いつもより(ニワトリが)元気がないな』というあたりで早めに通報してもらって、その後のまん延を防止する」
その後、机上演習が行われ、農場から「鳥の死ぬ数が増加した」と通報を受けてから高病原性の鳥インフルエンザ陽性を確認し、殺処分に至るまでの手順が確認されました。
県家畜防疫対策課 藏薗光輝課長
「関係機関・団体一体となり、高い防疫意識を持って、引き続き侵入防止に万全を期したい」
防疫演習は渡り鳥が飛来するシーズンを前に、高病原性鳥インフルエンザへの対応を共有しようと毎年この時期に開かれています。この日はオンラインも含めて畜産関係者ら約200人が参加しました。
会ではまずウイルス学が専門の鹿児島大学の小澤真准教授が講演。
近年の特徴として鳥がウイルスに感染してから死ぬまでの期間が長いことをあげ、異常を見つけたら早めに通報するよう呼びかけました。
鹿児島大学 小澤真准教授
「感染確認のタイミングより1週間前に(ウイルスが)鶏舎に入っているケースも想定しなくてはいけない。死亡羽数の増加が認められていなくても『いつもより(ニワトリが)元気がないな』というあたりで早めに通報してもらって、その後のまん延を防止する」
その後、机上演習が行われ、農場から「鳥の死ぬ数が増加した」と通報を受けてから高病原性の鳥インフルエンザ陽性を確認し、殺処分に至るまでの手順が確認されました。
県家畜防疫対策課 藏薗光輝課長
「関係機関・団体一体となり、高い防疫意識を持って、引き続き侵入防止に万全を期したい」