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ニュース・スポーツ

『2年間分の想いを乗せて』学生開発の”鹿児島ロケット”7号機、種子島から打上げ予定

2025年12月24日(水) 09:00

大学生が作った「鹿児島ロケット7号機」完成

鹿児島県内の大学生たちが安全性に配慮した独自のロケット開発に取り組んでいる。鹿児島大学や第一工科大学の学生たちが約1年かけて製作した「鹿児島ロケット」の7号機が完成し、2025年度中に種子島から打ち上げられる予定だ。

「180度回してみよう」学生たちの熱心な組み立て作業

若者が作った「本物のミニロケット」

鹿児島大学や霧島市の第一工科大学の学生たちが熱心に組み立て作業を進めていた。

彼らが開発したのは「鹿児島ロケット」と名付けられた機体で、今回完成したのは7号機となる。約1年間の製作期間を経て組み上がった機体には、日本の主力ロケット「H3ロケット」さながらに模擬の人工衛星も搭載されている。

安全性を重視した独自の燃料システム

安全性を重視した独自の機体設計

鹿児島ロケットの最大の特徴は安全性だ。通常のロケットでは燃料として火薬が使用されるが、鹿児島ロケットではろうそくに使われるろうとアクリルを燃料として採用している。これにより爆発の危険性をなくし、安全性を確保した機体設計となっている。

打ち上げ成功の条件は高度と回収

打ち上げ成功のカギは”高度”と“回収システム”

打ち上げ成功の条件は主に2つある。1つ目は高度約2.5キロメートルまで機体を飛ばすこと。2つ目は打ち上がったロケットが海に落ちる際、機体の先端部分に入っているパラシュートが開いて減速し、海中で浮き袋が膨らんで無事に機体を回収することだ。

約1時間半の組み立て作業を経て完成した鹿児島ロケット7号機は、全長約2.6メートル、重さ約18キロとなった。開発費用は400万円ほどかかったという。

リーダーの思い

2年間分の想いを乗せて

鹿児島大学大学院修士2年の仮屋匠悟リーダーは「ひとまず組みあがったということで安心している。(去年、打ち上げが行われなかったので)2年間分の想いがある打ち上げ。何事もなくうまくいくことを考えている」と話した。

種子島からの打ち上げを予定

学生たちの思いを乗せた鹿児島ロケット7号機は、2025年度中に種子島の南種子町にある海岸から打ち上げられる予定だ。日本の宇宙開発の中心地である種子島から、学生たちの手によるロケットが空へと飛び立つ日が近づいている。

このプロジェクトは、将来の日本の宇宙ビジネスを支える人材育成の一環としても注目されている。学生たちが独自のアイデアと技術で安全性を確保しながらロケット開発に取り組む姿は、次世代の宇宙開発を担う若い力の象徴となっている。

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