「めざすは有馬記念!」元保育士ママの新たな挑戦 牛舎の隣でサラブレッド生産 4人の子育てしながら競走馬生産の夢を追う 【鹿児島発】
2026年1月13日(火) 17:00
子牛の誕生日は長男と同じ

牛舎の隣でサラブレッドの生産に挑戦中
鹿児島県志布志市に4人の子育てと牛の生産に頑張る元保育士の女性がいる。そんな彼女が新たに挑戦しているのがサラブレッドの生産。牛舎の隣で始まった競走馬生産の奮闘ぶりと将来の夢を追った。
志布志市有明町にある牧場「持田ファーム」では、母牛32頭を飼育し、食肉用の子牛を生産している。この牧場を一人で切り盛りしているのが、5歳から17歳までの4人の子供を育てる持田郁美さんだ。
取材当日の2026年1月7日はちょうど子牛が生まれたばかりだった。
「あれ、けさ生まれた」と持田さん。「生まれて6時間はたっていると思う。自分で歩いて動けるので」
子牛が生まれた1月7日は長男・剛紀くん(17)の誕生日でもある「うれしい。同じ誕生日だから大きくなると思う」と剛紀くんは笑顔を見せた。
保育士から牧場経営へ転身

次女の暖乃ちゃんと次男の琳絆くんも立派にお手伝い
持田ファームは15年前、削蹄師の夫・健太さんが母牛1頭から始めた。当時、保育士をしていた持田さんは、牛の世話は「手伝う程度」だったが、牛が4頭に増えた9年前、全国を回る夫に代わり、保育士を辞めて牧場の管理を行うようになった。
「私が牛の世話をしたほうが、主人が仕事しやすかった。家族のため。それだけ」と持田さんは語る。「実家に牛がいたので触れ合うことがなかったわけではなかったが、私が牛を飼いたいと思ったことは一度もなかった」
次女の暖乃ちゃんと次男の琳絆くんは生後2カ月の頃から持田さんと一緒に牛舎に入っていたという。持田さんの努力もあり、母牛は4頭から32頭に増え、現在は子牛18頭を飼育している。
サラブレッドへの新たな挑戦

持田さんと“師匠”の長谷川さん
そんな持田さんが、2025年から牛舎の隣で新たに挑戦しているのが、競走馬・サラブレッドの生産だ。きっかけは鹿屋市で競走馬の生産を行う長谷川和彦さんとの出会いだった。
「『飼ってみれば? 大丈夫だって』と口説かれたの」と持田さんは笑う。
持田さんは2024年、サラブレッド2頭の飼育を始めた。サラブレッドには子牛用の飼料を与えている。現在、長谷川さんから譲り受けたサラブレッドのジャムは妊娠中で、3月中旬に出産を控えている。
「未知の世界です。全然牛と違うので」と持田さん。
長谷川さんは「ここから死産だったり、生まれて3カ月以内の生存がけっこう大変」と競走馬生産の難しさを説明する。

















































































































