拉致から48年 広がる”バトン” 現場付近のビラ配りに中高生9人参加【鹿児島】
2026年8月12日(水) 18:50
鹿児島県日置市の吹上浜で、市川修一さんと増元るみ子さんが北朝鮮に拉致されてから12日で48年です。
12日、現場近くで行われたビラ配りには拉致問題に関心を寄せる中高生9人も参加しました。
この中高生たちにバトンをつないできた、ある高校生の思いを見つめます。
「弟が拉致されて48年。いまだに帰国できない。拉致問題を忘れないでください」
日置市吹上町の拉致現場近くで情報提供を呼びかけるのは、市川健一さんと妻・龍子さんです。
弟が戻らぬまま、12日で48年となりました。
市川修一さんの兄・市川健一さん
「48年たった今でもここに来ると寂しい。早く解決してほしい。それだけが願い」
市川さんの弟・修一さんは1978年8月12日、増元るみ子さんとともに夕日を見に訪れた日置市の吹上浜で北朝鮮に拉致されました。
「この事件を忘れないでほしいです」
12日のビラ配りには、拉致問題に関心を寄せる県内の中高生9人も参加しました。
その中の一人、川内高校3年の羽島奈穂さんです。
祁答院中学校3年(当時)・羽島奈穂さん
「『ただいま』『おかえり』そんな何気ない会話さえできない家族が私の近くにいる」
羽島さんが初めて拉致問題に触れたのは中学3年生の時。
市川さんから直接話を聞き、1200文字にまとめた作文が全国で最優秀賞を受賞しました。
祁答院中学校3年(当時)・羽島奈穂さん
「『兄ちゃん』と呼ぶ修一さんをとてもかわいがっていたから、そんな弟と急に会えなくなるとは考えもしなかったそうだ。市川さん夫婦から託されたこのバトン。今後は私が皆に広く伝え渡す番だ」
「市川さんに託されたバトンを今度は私が渡す」
この言葉通り、各地の活動に参加してきた羽島さん。
当初、同世代の仲間はいませんでしたが、やがて羽島さんの熱意は学校を越えて広がり、2025年8月には仲間たちとともに、拉致問題に関する勉強会を開くまでになりました。
そして7月。
拉致に関する全国のサミットに参加する母校・祁答院中学校の後輩が羽島さんに話を聞きに来ました。
祁答院中学校 3年・高橋佑菜さん
「作文書くときにどんなことを意識していた?」
川内高校3年・羽島奈穂さん
「コツはあまりないけど、とにかく自分の気持ちを書くのが一番」
ビラ配りを終えた後、羽島さんは12日初めて活動に参加したメンバーを拉致の現場に案内しました。
初めて拉致に触れてから3年。
様々な形でバトンを渡し、多くの仲間を作ってきた羽島さんですが、大学受験のため12日で活動は一区切りです。
川内高校3年・羽島奈穂さん
「これからの解決のための話は私たち若い世代でもできることだし、新しい考えを持って話すこともできると思う。今後はみんなが自分の言葉で伝えたり、作文を書いたりしてくれると、新たに心に響くものがあるのかな」
1人の少女がつないできたバトン。
彼女の思いは、同世代の仲間へと確実につながっています。
羽島さんは「大学生になっても活動に参加し続けたい」と話しています。
12日、現場近くで行われたビラ配りには拉致問題に関心を寄せる中高生9人も参加しました。
この中高生たちにバトンをつないできた、ある高校生の思いを見つめます。
「弟が拉致されて48年。いまだに帰国できない。拉致問題を忘れないでください」
日置市吹上町の拉致現場近くで情報提供を呼びかけるのは、市川健一さんと妻・龍子さんです。
弟が戻らぬまま、12日で48年となりました。
市川修一さんの兄・市川健一さん
「48年たった今でもここに来ると寂しい。早く解決してほしい。それだけが願い」
市川さんの弟・修一さんは1978年8月12日、増元るみ子さんとともに夕日を見に訪れた日置市の吹上浜で北朝鮮に拉致されました。
「この事件を忘れないでほしいです」
12日のビラ配りには、拉致問題に関心を寄せる県内の中高生9人も参加しました。
その中の一人、川内高校3年の羽島奈穂さんです。
祁答院中学校3年(当時)・羽島奈穂さん
「『ただいま』『おかえり』そんな何気ない会話さえできない家族が私の近くにいる」
羽島さんが初めて拉致問題に触れたのは中学3年生の時。
市川さんから直接話を聞き、1200文字にまとめた作文が全国で最優秀賞を受賞しました。
祁答院中学校3年(当時)・羽島奈穂さん
「『兄ちゃん』と呼ぶ修一さんをとてもかわいがっていたから、そんな弟と急に会えなくなるとは考えもしなかったそうだ。市川さん夫婦から託されたこのバトン。今後は私が皆に広く伝え渡す番だ」
「市川さんに託されたバトンを今度は私が渡す」
この言葉通り、各地の活動に参加してきた羽島さん。
当初、同世代の仲間はいませんでしたが、やがて羽島さんの熱意は学校を越えて広がり、2025年8月には仲間たちとともに、拉致問題に関する勉強会を開くまでになりました。
そして7月。
拉致に関する全国のサミットに参加する母校・祁答院中学校の後輩が羽島さんに話を聞きに来ました。
祁答院中学校 3年・高橋佑菜さん
「作文書くときにどんなことを意識していた?」
川内高校3年・羽島奈穂さん
「コツはあまりないけど、とにかく自分の気持ちを書くのが一番」
ビラ配りを終えた後、羽島さんは12日初めて活動に参加したメンバーを拉致の現場に案内しました。
初めて拉致に触れてから3年。
様々な形でバトンを渡し、多くの仲間を作ってきた羽島さんですが、大学受験のため12日で活動は一区切りです。
川内高校3年・羽島奈穂さん
「これからの解決のための話は私たち若い世代でもできることだし、新しい考えを持って話すこともできると思う。今後はみんなが自分の言葉で伝えたり、作文を書いたりしてくれると、新たに心に響くものがあるのかな」
1人の少女がつないできたバトン。
彼女の思いは、同世代の仲間へと確実につながっています。
羽島さんは「大学生になっても活動に参加し続けたい」と話しています。


















































































































