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立て続けに赤潮被害 なぜ発生? 傾向と対策は?【鹿児島】

2026年6月29日(月) 18:30

6月に入って県内では錦江湾と長島町沖で立て続けに赤潮被害が発生しています。

毎年のように発生する赤潮の発生傾向と対策はどのようなものなのか、県の水産振興課に聞きました。

27日の長島町沖です。

赤潮によって養殖ブリなど、31万匹余りが死に漁業者らが回収作業に追われていました。

また県内では6月、錦江湾でも赤潮警報が出され、鹿児島県の垂水市牛根沖で約2万3千匹の養殖ブリに被害が出ました。

赤潮とは、何らかの原因で海中のプランクトンが増殖し、海水の色が変わる現象のことで、プランクトンがえらにつまったり、プランクトンの毒が原因となったりして、多くの魚が死ぬことがあります。

国や県は赤潮発生のメカニズムを調べていますが、解明には至っていません。

県内では2021年以降、毎年のように赤潮が発生しています。

発生エリアは錦江湾と長島町沖に集中していて、これまで「発生シーズン」とされてきた夏以外の発生も珍しいものではなくなっていることがわかります。

県水産振興課の田中課長はその背景を次のように分析します。

県水産振興課・田中敏博課長
Q.なぜ錦江湾と長島町沖に発生?
「(垂水市)牛根は鹿児島湾の奥で非常に閉鎖的な水域。(長島町沖につながる)八代海は養殖のメッカで、ここも囲まれたところで閉鎖的な水域。それらが要因に上げられる」

Q.発生時期の拡大は?
「これまでの赤潮発生のセオリーが通じなくなっていて、冬でも春先の早いうちでも赤潮が発生する傾向がある。近年の地球の環境変動に基づく海水の温暖化が効いているのではないか」

ひとたび発生すれば、大きな被害をもたらすこともある赤潮。

そこで関係者はいけすの網の水深を深くして魚の逃げ場を確保したり、県水産技術開発センターが開発した特別な粘土をまいて赤潮の拡大を防ぐなど、養殖魚を守るための様々な手法がとられています。

県水産振興課・田中敏博課長
「赤潮の細胞が粘土に触れることで、粘土が持つアルミニウムイオンの効果で赤潮の細胞を壊す」

いつどこで起こるか予測が困難な赤潮。

抜本的な解決策がない中、養殖業者にとって気の抜けない日々が続きます。

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