「しまむら」が山形屋商事跡地の優先交渉権を獲得 山形屋は9期ぶり黒字に
2026年5月29日(金) 12:30

9期ぶりとなる黒字決算を発表した山形屋
鹿児島市卸本町にある山形屋グループの山形屋商事跡地をめぐり、全国に衣料品店を展開する「しまむら」が優先交渉権を獲得したことがわかった。山形屋はあわせて、9期ぶりとなる黒字決算も発表した。
跡地入札に「しまむら」が名乗り 自社店舗の建設を計画

しまむらが優先交渉権を獲得
現在、私的整理の一つである「事業再生ADR」を通じて経営再建を目指す山形屋は、保有不動産の売却を進めている。その一環として、鹿児島市卸本町に位置する山形屋商事の跡地をめぐる入札が2026年3月に実施された。
優先交渉権を獲得したのは、さいたま市に本社を置く「しまむら」だ。国内外に2000を超える衣料品店を展開する大手チェーンで、取得した跡地には自社店舗の建設を計画しているという。卸本町エリアに新たな商業施設が誕生すれば、地域の買い物環境にも変化をもたらす可能性がある。
9期ぶりの黒字 不動産売却と経費削減が寄与

9期ぶりの黒字転換
山形屋は2026年5月26日に開かれた株主総会で、2026年2月までの業績を公表した。当期純利益は17億5000万円余りとなり、9期ぶりの黒字を達成した。
黒字転換の要因として、不動産売却による利益の特別計上に加え、経費削減への取り組みが挙げられる。岩元修士社長は「県民の期待に応えうる山形屋再生に向け、従業員と様々なトライを積み重ねたい」とコメントしている。
地元百貨店として長年にわたり鹿児島の商業を支えてきた山形屋にとって、9期ぶりの黒字はひとつの大きな節目といえる。事業再生ADRのもとで構造改革を続けながら、再建に向けた歩みが着実に前進している。



















































































































