「鹿児島は犬に優しくない?」愛犬家190件アンケートで見えた“共生”の壁と改善のカギ
2026年2月16日(月) 18:10
“ペットとの共生”について井上キャスターが取材しました。
私は2年前に犬を家族に迎え入れましたが、この間に感じたのは「鹿児島は犬に優しくない街なのではないか?」ということです。
公園やドッグラン以外で犬と同伴できる場所が少なく感じますし、同じような声をよく耳にします。
では実態はどうなのか?
愛犬家の座談会を緊急開催し、“ペットとの共生”について、鹿児島の未来を考えます。
鹿児島市の甲突川河畔です。
犬の散歩風景はごく日常のこと。
私も愛犬を散歩させることがありますが、すれ違う飼い主から聞かれるのは、『鹿児島は犬に優しくない街なのではないか』という声。
今回KTSアプリで“鹿児島で犬を飼っていて感じること”について、アンケートをとってみました。
『しつけ教室を増やして欲しい』
『公園もペット不可という場所がたくさんあります』
『ペット連れ込みOKのお店はもう少し大きく案内してくれたらうれしい』
寄せられた190件のうち、約6割に当たる113件で要望や悩みの声が聞こえてきました。
直接飼い主の思いを聞こうと、アンケートに答えてくれた3組を招き、緊急の座談会を開きました。
参加してくれたのは、鹿児島県日置市の前迫さんとポメラニアンの陽菜ちゃん。
鹿児島市の宮内さんとヨークシャテリアのうるるちゃん。
鹿児島市の田中さんと柴犬の犬くん。
私も愛犬のしゃもじと参加しました。
【鹿児島で犬を飼っていて感じることは?】
前迫さん&陽菜ちゃん
「私が行っている美容院が一階がカフェになってて、犬OKなんです、天文館なんですけど。だけどなかなか連れて行くには駐車場の問題とか、人通りとか躊躇しちゃいます」
田中さん&犬
「県外の方から『何で鹿児島ってお店に(犬と)一緒に入れる場所がなかったり、いちいち調べないといけないの?』っていわれて。その方(静岡の)浜松の方だったんですけど、『(浜松は)許可とかなく、結構どこでもバンバン入れる』といわれて、えー!って思って」
宮内さんはペットと同伴可能かを調べるアプリをつかってみて思ったことがあります。
宮内さん&うるるちゃん
「カフェやドッグラン、有料だったり無料だったり、そういう表示が出るアプリがあって入れてみたんですけど、やっぱり鹿児島は情報がすごく少なく感じます」
こんなことも感じているそうです。
宮内さん
「海岸もきれいなところいっぱいあるので連れて行きたいんだけど、ここの海岸はペット大丈夫なんだろうか?とか」
田中さん
「看板欲しくないですか?ここ(犬も)行って良いよみたいな」
「ペットとの共生」の活動を推進する、日本ペットライフ共創機構の会長で、東京大学の間陽子特任教授は“基準”や“システム”の重要性を話します。
日本ペットライフ共創機構会長・間陽子特任教授
「例えば公共の空間、施設とか交通、そういうところでどの程度しつけができていれば同伴可能なのか(の基準)。清掃システムや食事システムや排尿システムや遊びのシステムなど全ての面で衛生面をどのように守るのか、そういう基準をまず示すこと。一気に広げるのではなく、一つ一つモデルを積み重ねていくことが地方に共生を根付かせる一番の近道」
利用客の声から営業形態を変えたお店が日置市にあります。
2020年にオープンしたカフェmomocha。
迎えてくれたのは店長の今村茶子さんです。
野菜たっぷりの料理と手作りのスイーツが売りで、インスタグラムのフォロワー数は1.7万人と人気のお店です。
そんな店に変化が訪れます。
momocha・今村茶子店長
「ワンちゃん連れ(小型犬)がOKになりました!」
井上
「お客さんから『愛犬と一緒に来たい』という声はあったんですか?」
今村さん
「電話とかで『ワンちゃんいっちゃだめですか?素敵なお庭で写真撮りたです』みたいな声が多くて、どうしても(一緒に)行けるお店が少ないと思って、自分がやっちゃおうと思って」
2025年7月からOKになった犬同伴での来店。
マナーパンツの着用や一般の利用客とは別の経路で入店することなど、同伴のために明確なルールを作りました。
テラス席のみの開放ですが、「お気に入りのカフェ」に愛犬と行ける幸せを利用客の反応から感じているといいます。
今村さん
「皆さんニコニコして、食事をワンちゃんと楽しまれているので、私も幸せな気持ちになります」
井上
「鹿児島がペットと住むにあたって、どんな街、場所になって行けばいいと思いますか?」
今村さん
「人と動物が共存しやすい、優しい環境がどんどん整っていけばいい」
厚生労働省によりますと、2024年度の犬の登録頭数は県内で約6万9000匹。
九州・沖縄では3番目に多く、県内の全世帯数で単純に割ると10世帯に1世帯が犬を飼っていることになります。
東京大学の間特任教授は、鹿児島で“ペットとの共生”を進めていくヒントをこう語ります。
間陽子特任教授
「小さくてもいいから良い成功事例を作ることが鹿児島でも重要ではないかと思います。実は2025年3月9日にのぞみ421号、東京-新大阪間で特別列車『わんわんエクスプレス』を走らせた。それが第1号の実例。いろんな公共空間、公共施設で誰かが1号を作ること、それがまずは一番大事。1号ができると、2号ができていく。そしてそれが広がっていく」
先ほどの座談会ではこんな声がありました。
田中さん
「人間とか犬とか動物とか関係なく誰でも過ごしやすい環境がとにかく増えてくれたら」
人も犬も動物も、より共生しやすい社会の構築を望む声がありました。
今回の特集はマナーやしつけなど社会で生活するルールを守った上での話ですが、みなさんが少しでも何かを考えるきっかけになればと思います。
私は2年前に犬を家族に迎え入れましたが、この間に感じたのは「鹿児島は犬に優しくない街なのではないか?」ということです。
公園やドッグラン以外で犬と同伴できる場所が少なく感じますし、同じような声をよく耳にします。
では実態はどうなのか?
愛犬家の座談会を緊急開催し、“ペットとの共生”について、鹿児島の未来を考えます。
鹿児島市の甲突川河畔です。
犬の散歩風景はごく日常のこと。
私も愛犬を散歩させることがありますが、すれ違う飼い主から聞かれるのは、『鹿児島は犬に優しくない街なのではないか』という声。
今回KTSアプリで“鹿児島で犬を飼っていて感じること”について、アンケートをとってみました。
『しつけ教室を増やして欲しい』
『公園もペット不可という場所がたくさんあります』
『ペット連れ込みOKのお店はもう少し大きく案内してくれたらうれしい』
寄せられた190件のうち、約6割に当たる113件で要望や悩みの声が聞こえてきました。
直接飼い主の思いを聞こうと、アンケートに答えてくれた3組を招き、緊急の座談会を開きました。
参加してくれたのは、鹿児島県日置市の前迫さんとポメラニアンの陽菜ちゃん。
鹿児島市の宮内さんとヨークシャテリアのうるるちゃん。
鹿児島市の田中さんと柴犬の犬くん。
私も愛犬のしゃもじと参加しました。
【鹿児島で犬を飼っていて感じることは?】
前迫さん&陽菜ちゃん
「私が行っている美容院が一階がカフェになってて、犬OKなんです、天文館なんですけど。だけどなかなか連れて行くには駐車場の問題とか、人通りとか躊躇しちゃいます」
田中さん&犬
「県外の方から『何で鹿児島ってお店に(犬と)一緒に入れる場所がなかったり、いちいち調べないといけないの?』っていわれて。その方(静岡の)浜松の方だったんですけど、『(浜松は)許可とかなく、結構どこでもバンバン入れる』といわれて、えー!って思って」
宮内さんはペットと同伴可能かを調べるアプリをつかってみて思ったことがあります。
宮内さん&うるるちゃん
「カフェやドッグラン、有料だったり無料だったり、そういう表示が出るアプリがあって入れてみたんですけど、やっぱり鹿児島は情報がすごく少なく感じます」
こんなことも感じているそうです。
宮内さん
「海岸もきれいなところいっぱいあるので連れて行きたいんだけど、ここの海岸はペット大丈夫なんだろうか?とか」
田中さん
「看板欲しくないですか?ここ(犬も)行って良いよみたいな」
「ペットとの共生」の活動を推進する、日本ペットライフ共創機構の会長で、東京大学の間陽子特任教授は“基準”や“システム”の重要性を話します。
日本ペットライフ共創機構会長・間陽子特任教授
「例えば公共の空間、施設とか交通、そういうところでどの程度しつけができていれば同伴可能なのか(の基準)。清掃システムや食事システムや排尿システムや遊びのシステムなど全ての面で衛生面をどのように守るのか、そういう基準をまず示すこと。一気に広げるのではなく、一つ一つモデルを積み重ねていくことが地方に共生を根付かせる一番の近道」
利用客の声から営業形態を変えたお店が日置市にあります。
2020年にオープンしたカフェmomocha。
迎えてくれたのは店長の今村茶子さんです。
野菜たっぷりの料理と手作りのスイーツが売りで、インスタグラムのフォロワー数は1.7万人と人気のお店です。
そんな店に変化が訪れます。
momocha・今村茶子店長
「ワンちゃん連れ(小型犬)がOKになりました!」
井上
「お客さんから『愛犬と一緒に来たい』という声はあったんですか?」
今村さん
「電話とかで『ワンちゃんいっちゃだめですか?素敵なお庭で写真撮りたです』みたいな声が多くて、どうしても(一緒に)行けるお店が少ないと思って、自分がやっちゃおうと思って」
2025年7月からOKになった犬同伴での来店。
マナーパンツの着用や一般の利用客とは別の経路で入店することなど、同伴のために明確なルールを作りました。
テラス席のみの開放ですが、「お気に入りのカフェ」に愛犬と行ける幸せを利用客の反応から感じているといいます。
今村さん
「皆さんニコニコして、食事をワンちゃんと楽しまれているので、私も幸せな気持ちになります」
井上
「鹿児島がペットと住むにあたって、どんな街、場所になって行けばいいと思いますか?」
今村さん
「人と動物が共存しやすい、優しい環境がどんどん整っていけばいい」
厚生労働省によりますと、2024年度の犬の登録頭数は県内で約6万9000匹。
九州・沖縄では3番目に多く、県内の全世帯数で単純に割ると10世帯に1世帯が犬を飼っていることになります。
東京大学の間特任教授は、鹿児島で“ペットとの共生”を進めていくヒントをこう語ります。
間陽子特任教授
「小さくてもいいから良い成功事例を作ることが鹿児島でも重要ではないかと思います。実は2025年3月9日にのぞみ421号、東京-新大阪間で特別列車『わんわんエクスプレス』を走らせた。それが第1号の実例。いろんな公共空間、公共施設で誰かが1号を作ること、それがまずは一番大事。1号ができると、2号ができていく。そしてそれが広がっていく」
先ほどの座談会ではこんな声がありました。
田中さん
「人間とか犬とか動物とか関係なく誰でも過ごしやすい環境がとにかく増えてくれたら」
人も犬も動物も、より共生しやすい社会の構築を望む声がありました。
今回の特集はマナーやしつけなど社会で生活するルールを守った上での話ですが、みなさんが少しでも何かを考えるきっかけになればと思います。



















































































































