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Ｊ３の鹿児島ユナイテッドＦＣは２３日、ホーム最終戦に臨み、ＦＣ琉球相手に１対１で引き分けました。

この結果、Ｊ２自動昇格の可能性が消え、プレーオフに回ることが決まりました。

ファン・サポーター
「勝ちしか期待していない」
「泥臭くてもいいから、ゴールにねじ込んでほしい」
「ホーム最終戦なのでゴールをたくさん決めて勝ってほしい」
「最後は勝って笑顔でＪ２昇格を決めてほしい」
「ユナイテッド頑張れ！」

Ｊ２自動昇格のためには残り２試合全勝することが絶対条件の紺のユニホーム鹿児島ユナイテッド。

スタジアムには今シーズン２番目に多い、１万３６人のファン・サポーターが応援に駆けつけました。

何としても勝ち点３が欲しいユナイテッドでしたが、前半３分、琉球に先制を許してしまいます。

序盤から追いかける展開となったユナイテッドはここから猛攻を仕掛けます。

１３分には山口のパスを受けた田中がシュート！

２６分には杉井のクロスに河村のヘディングシュート！

２９分には吉尾が狙いますがゴールネットを揺らすことができません。

０対１で迎えた後半１１分、ゴール前でンドカのシュート！

さらにこぼれたボールを吉尾！

ここも相手も粘りの守備に阻まれます。

敗戦濃厚となったユナイテッドですが、アディショナルタイム。

圓道のクロスに途中出場の武！

ついにゴールをこじ開け、スタジアムが大歓声に包まれます。

土壇場で追いついたユナイテッドですが逆転することはできず、試合終了。

ホーム最終戦を勝利で飾ることができなかったユナイテッド。

Ｊ２自動昇格の可能性が消え、プレーオフに回ることが決まりました。

同点ゴール・武聖弥選手
「（自動昇格には）勝ちしか許されない状況だったし、その中で同点ゴールを取れたことは良かったけど、チームを勝たせるもう１点が欲しかった。きょうみたいな熱い後押しを（プレーオフ含めて）残り３試合いただいて、必ず最後に鹿児島全員で喜んで終われるように頑張っていきたい」

そして試合後、ホーム最終戦セレモニーが行われ、今シーズン限りでの退任が発表された相馬直樹監督があいさつをしました。

今シーズン限りで退任・相馬直樹監督
「一緒に熱く戦ってくれるファン・サポーターの皆さま、１年間本当にありがとうございました。私はこの１年で鹿児島を去ることになりました。残された最終戦そしてプレーオフ全力で戦い抜きたい。最後まで一緒に戦いましょう。よろしくお願いします」

ファン・サポーター
「相馬監督が来てくれて色々な選手が来て、すごくわくわくさせてもらってありがとう。もう１年（監督を）してほしかった」

今シーズンは残り１試合。

ユナイテッドは１１月２９日、アウェーでツエーゲン金沢と対戦します。

では、順位表です。

ユナイテッドは勝ち点１を積み上げましたが、順位を５位に落としています。自動昇格がなくなり、プレーオフに回ることが決まりました。

ここでプレーオフについて説明します。

プレーオフはトーナメント形式です。

まず準決勝で３位と６位のチーム、そして４位と５位のチームが１２月７日に対戦します。それぞれ上位チームのホームで対戦し、勝ったチームが残り１つの昇格の座をかけて１４日に上位チームのホームで対戦することになります。