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ニュース・スポーツ

鹿児島・注目選挙区を徹底解説 地方から読む“政権選択”の縮図 

2026年1月27日(火) 18:55

衆院選の取材を担当する安楽記者とお伝えします。

まず高市政権が高い支持率を誇っていますが、県内の選挙戦にはどう影響しそうですか?

その前に県内の過去の国政選挙から見てみます。

前回2024年の衆院選では自民党公認候補が1勝3敗、そして2025年の参院選では自民党の候補が無所属の候補に6万6000票余りの差を付けられて敗北しています。

このように自民党に逆風が吹き続く中ですが、高市総理就任以降は各調査で高市政権が高い支持率が出ています。

自民党関係者は「投票率が上がれば得票につながる」と高市政権の追い風に期待を寄せていて、出陣式では候補者も応援弁士も高市政権に触れ支持を訴えていました。

一方で、野党陣営は「予算を先送りにした解散は許されない」「県内の候補者は高市政権とは反対の方向を向いている」などと批判を強め支持を狙っています。

そして26年間、自民党と連立を組んでいた公明党ですが、今回の選挙ではこれまで「敵」だった立憲民主党と手を組んで、新党「中道改革連合」を結成しましたね?

前回の衆院選の比例で公明党は、自民、立憲に次ぐ3番目となる約8万4747票獲得しています。そして今回、中道が出馬する1区と3区ではそれぞれ約1万8000票を獲得しています。

中道の結成により、この支持者が自民から中道にそのまま動くとしたら相当な影響が予想されます。

この新党結成の動きを各陣営はどのように見ているんでしょうか?

公明党関係者はこれまでの支援者に経緯の説明にまわる中で、「中道の支援を快く応じてくれた」と手応えを口にしていました。

一方で野党陣営としても「公明党支持者の反応はいい」と手応えを感じる一方で、「超短期決戦の中でどこまで浸透できるか」と懸念材料をあげています。

自民陣営からは「短期間でそこまで変わるのか」と公明党への期待を残しつつも、「無党派層の取り込みを狙うしかない」という声も聞かれました。

その他の陣営からは「選挙のために手を組んだだけ」という冷ややかな声も聞かれました。

高市政権のもとで変わった連立の構図が、鹿児島の選挙区にどのような影響をもたらすか注目ポイントとなりそうです。

続いては、激戦が予想される注目の選挙区を見ていきます。

まず1区ですが与野党の前職2人に加え、参政党と共産党の4人による争いですね。

前回勝利した川内さんは新党「中道改革連合」からの出馬となり、これまで「敵」だった公明党の議員が応援に回る前例のない選挙戦が始まりました。川内さんは「有権者と対話を重ねる選挙にしたい」と意気込んでいます。

一方の自民党の宮路さんは「前回は自民党議員の裏金問題で防戦一方だった」と振り返っていて、今回は高市政権の元で無党派層の取り込みを狙い、議席奪還を目指します。

そして2回目の挑戦となる参政党の牧野さんですが、前回初めて挑んだ2025年の参院選では17万票余りを獲得しました。牧野さんは「自民党の過半数獲得を敬遠し、政治の手綱を握る役割を果たす」と支持を訴えました。

共産党の小山さんは「他の候補者の政策はほぼ同じで安保法制廃止や原発再稼働への反対を掲げるのは共産党だけ」と主張し、票の取り込みを狙います。

自民党対中道改革連合の戦いに加えて、参政党が保守層をどこまで取り込めるか、これまで野党共闘を図ってきた共産党がどこまで票を伸ばせるか注目です。

続いて3区は与野党の一騎打ちとなりましたね。

中道改革連合から立候補した野間さんは「真ん中を行くと訴えてきた自分の考えにぴったり」と中道結成を歓迎し、前回と前々回と勝利する中でも高市政権の高い支持率を警戒し、「死力を尽くした戦いになる」と気を引き締めていました。

一方、自民党の小里さんは前回落選して以降、辻立ちを重ねる中で「県民との距離がここまであったのか気づかされた」と話していて、県民の声に耳を傾けて政策にしていく姿勢を強調しました。

3度目となる2人の一騎打ちに注目です。

衆院選は政権選択選挙とも呼ばれる大切な選挙です。

今回は消費税をはじめとする物価高対策について訴える候補者も多く、身近な問題として捉えやすいと思います。

ぜひ各候補者の声に耳を傾けて貴重な一票を投じてほしいと思います。

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