鹿児島県議会で新体育館の集中審査続く 整備費313億円 → 488億円に
2025年3月13日(木) 18:38
整備費が313億円から488億円に膨らむ見通しの、鹿児島県の新たな総合体育館を巡り、13日は県議会の文教観光委員会で集中審査が行われ、現在も議論が行われています。
県が鹿児島市のドルフィンポート跡地で整備予定の新たな総合体育館については、2024年9月、入札の意向を示していた2つのグループから辞退届が出され、入札は不調となりました。
設備工事費の高騰などが入札不調の要因で、今議会に先だって行われた説明会で、県は整備費の見通しを313億円から488億円まで引き上げました。
さらにコスト削減のために、メインアリーナの観客席を8000席から7000席に減らし、単年度あたりの負担を減らすために、設計から運営まで包括発注するPFI方式から、従来型の個別発注に変更するとしています。
13日の県議会の文教観光委員会で、議員からの質問で相次いだのは、増額分をまかなうための財源確保策や建設後の需要についてー
伊藤浩樹 県議
「いろんな観点からやっていかないと県民は納得してくれないのではないか。この金額で」
県担当者
「様々な財源確保策という意味で民間企業との連携やふるさと納税の活用など、様々な手法について念頭に置きながら事業を進めないといけない」
長田康秀 県議
「本当に(大会を)呼べるのか。造ることが目的ではない。造った後の話もセットでないといけない」
県担当者
「1000席の削減の際に改めてプロモーターに現時点のコンサートの利用日数やマイス(ビジネスイベント)の利用日数を確認した上で示した」
整備の意義や財政への影響について理解を得られたら予算計上したいとする県。
果たして今議会で理解は得られるのか。
議員と県当局による議論は現在も続いています。
(3月13日18時17分 時点)
県が鹿児島市のドルフィンポート跡地で整備予定の新たな総合体育館については、2024年9月、入札の意向を示していた2つのグループから辞退届が出され、入札は不調となりました。
設備工事費の高騰などが入札不調の要因で、今議会に先だって行われた説明会で、県は整備費の見通しを313億円から488億円まで引き上げました。
さらにコスト削減のために、メインアリーナの観客席を8000席から7000席に減らし、単年度あたりの負担を減らすために、設計から運営まで包括発注するPFI方式から、従来型の個別発注に変更するとしています。
13日の県議会の文教観光委員会で、議員からの質問で相次いだのは、増額分をまかなうための財源確保策や建設後の需要についてー
伊藤浩樹 県議
「いろんな観点からやっていかないと県民は納得してくれないのではないか。この金額で」
県担当者
「様々な財源確保策という意味で民間企業との連携やふるさと納税の活用など、様々な手法について念頭に置きながら事業を進めないといけない」
長田康秀 県議
「本当に(大会を)呼べるのか。造ることが目的ではない。造った後の話もセットでないといけない」
県担当者
「1000席の削減の際に改めてプロモーターに現時点のコンサートの利用日数やマイス(ビジネスイベント)の利用日数を確認した上で示した」
整備の意義や財政への影響について理解を得られたら予算計上したいとする県。
果たして今議会で理解は得られるのか。
議員と県当局による議論は現在も続いています。
(3月13日18時17分 時点)