鹿児島・出水市女児死亡事件 女児(4)を自宅浴槽に放置し死亡させた罪 男に懲役2年6カ月の実刑判決
2025年3月13日(木) 18:54
2019年、交際相手の娘で当時4歳の女の子を鹿児島県出水市の自宅の浴槽に放置し死亡させたとして、重過失致死などの罪に問われている男に、鹿児島地裁は13日、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
坂口輝記者
「判決の言い渡しまで約30分、日渡被告が裁判所に姿を現しました」
スーツ姿で裁判所に入った男。
13日判決を受けた出水市明神町の建設業、日渡駿被告(27)です。
判決などによりますと、日渡被告は2019年8月、交際相手の娘で当時4歳だった大塚璃愛來ちゃんを出水市の自宅の浴槽に放置して溺死させたなどとされています。
日渡被告は起訴内容を否認し、無罪を主張していました。
裁判は、一緒に入浴していた日渡被告が、璃愛來ちゃんが溺れないように注意を払っていたかが主な争点で、検察側は「義務を怠った」などと指摘。
一方の弁護側は「状況を把握していた」と主張しました。
事件から6年が経過し、13日鹿児島地裁で開かれた判決公判。
小泉満理子裁判長は、日渡被告が事件当日の璃愛來ちゃんの体調不良を認識し「溺れる可能性をかなり容易に想像できた」とした上で、「髪を洗う間などに溺れるのを見過ごした」と、被告の過失を認定しました。
その上で「被告人の過失の程度は非常に重い部類に入る」などとして、璃愛來ちゃんへの暴行罪や別の恐喝事件の罪とあわせて、日渡被告に懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
裁判のあと、日渡被告の弁護士が取材に応じました。
日渡被告を弁護・末永正大弁護士
「『供述が信用できない』と、なぜそういう風になってしまうのかとは思う」
このように答えた上で、今後、控訴するかどうかについては未定としました。
実刑判決が言い渡され、保釈の効力がなくなった日渡被告は、拘置所に収容されたということです。
坂口輝記者
「判決の言い渡しまで約30分、日渡被告が裁判所に姿を現しました」
スーツ姿で裁判所に入った男。
13日判決を受けた出水市明神町の建設業、日渡駿被告(27)です。
判決などによりますと、日渡被告は2019年8月、交際相手の娘で当時4歳だった大塚璃愛來ちゃんを出水市の自宅の浴槽に放置して溺死させたなどとされています。
日渡被告は起訴内容を否認し、無罪を主張していました。
裁判は、一緒に入浴していた日渡被告が、璃愛來ちゃんが溺れないように注意を払っていたかが主な争点で、検察側は「義務を怠った」などと指摘。
一方の弁護側は「状況を把握していた」と主張しました。
事件から6年が経過し、13日鹿児島地裁で開かれた判決公判。
小泉満理子裁判長は、日渡被告が事件当日の璃愛來ちゃんの体調不良を認識し「溺れる可能性をかなり容易に想像できた」とした上で、「髪を洗う間などに溺れるのを見過ごした」と、被告の過失を認定しました。
その上で「被告人の過失の程度は非常に重い部類に入る」などとして、璃愛來ちゃんへの暴行罪や別の恐喝事件の罪とあわせて、日渡被告に懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
裁判のあと、日渡被告の弁護士が取材に応じました。
日渡被告を弁護・末永正大弁護士
「『供述が信用できない』と、なぜそういう風になってしまうのかとは思う」
このように答えた上で、今後、控訴するかどうかについては未定としました。
実刑判決が言い渡され、保釈の効力がなくなった日渡被告は、拘置所に収容されたということです。