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３月１１日夕方、鹿児島市の住宅で家具などが焼ける火事があり、この家に住む９６歳の女性が全身にやけどを負い、搬送先の病院で死亡しました。鍋の空だきが出火原因とみられています。

警察によりますと、１１日午後４時ごろ鹿児島市皷川町で、近くにある会社の従業員から「高齢女性が助けを求めている」と１１９番通報がありました。火は約１０分で消し止められましたが、この火事で無職・中山不二さん（９６）の住宅の台所にある炊飯器や冷蔵庫などの家具が焼けたということです。

建物自体に火は燃え移らなかったものの、この火事で中山さんが全身にやけどを負い病院に運ばれました。中山さんは搬送時には意識があり受け答えをしていたということですが、その後、容態が急変し、通報から約７時間後の１１日夜、死亡しました。

警察は現場の状況や聞き込みなどから、出火原因は鍋の空だきとみていて、当時の詳しい状況を調べています。