荒茶生産量日本一を“武器”に 鹿児島茶でMICE誘致を! 鹿児島市でモニターツアー開催
2025年3月11日(火) 18:34
皆さんは観光業界でよく使われる「MICE」(マイス)という言葉をご存知でしょうか。
こちらです。
Mはミーティング。
Iはインセンティブトラベル=これは優秀な成績を収めた従業員に企業が報奨として行う旅行のことです。
Cはコンベンション、つまり学会や大きな会議のこと。
Eはイベントの頭文字を合わせた言葉で、「ビジネスイベント」の総称を指す言葉です。
このマイスで訪れる人々の消費金額は一般の観光客より大きいという統計もあり、マイスをいかに誘致していくかが観光産業のテーマとなりつつあります。
このマイスの誘致を荒茶の生産量日本一となった鹿児島茶を切り口に増やしていけないか、可能性を探るモニターツアーが11日、鹿児島市で行われました。
日本茶インストラクター・山口真一さん
「(お茶は)70℃付近でいれると、渋みと甘みがバランスが良くとれる。お湯につかった茶葉から味が出るのにだいたい1分かかる」
日本茶インストラクターからおいしいお茶の煎れ方を指南されたのは、県内のホテルや旅行代理店、航空会社など鹿児島の観光を担う人たちです。
普段、何気なく飲んでいるお茶の味が、一手間かけただけでガラリと変わることを体感しました。
モニターツアーの参加者
「おいしい!」
「違いますね」
「苦みが少ない気がする」
鹿児島観光コンベンション協会が開催したこのモニターツアーは、一般の観光客よりも消費金額が大きいとされる「ビジネスイベント」での来訪者=「MICE(客)」を増やす可能性を探ることが目的です。
鹿児島観光コンベンション協会 MICE誘致課・谷脇真二課長
「国際会議は非常に長い間滞在する。平均でも3~4泊。そのあと鹿児島の場合、離島に観光に行くことに繋がる。(MICE客は)一般的な観光客と比べても2倍近く観光消費額が高いという統計があるので、MICEを誘致することは鹿児島の経済にも非常に高い効果がある」
マイス誘致の新たな切り口として協会が着目したのは、荒茶の生産量で鹿児島が日本一となったばかりの「お茶」です。
鹿児島観光コンベンション協会 MICE誘致課・谷脇真二課長
「日本茶は海外に人気があるので、日本一というブランド力が追い風となって誘致に結び付けば」
モニターツアーの参加者
「海外の人は日本の文化や鹿児島のローカルの特産品というところに興味を持ってもらえたらうれしい」
続いて一行は、鹿児島市の奄美の里へ移動。
そこでは鹿児島茶をふんだんに使った試作メニューが用意されていました。
奄美の里スタッフ
「すべてにお茶を何らか使っていて、県内産の食材を使っている」
「茶月の香膳」と名付けられた試作メニュー。
テンプラの衣にお茶殻を使うなど、鹿児島茶と地元食材を巧みに融合させた、鹿児島だけのメニューに観光のプロたちの会話も弾みます。
モニターツアーの参加者
「(鹿児島の)文化と歴史を合わせて特性を生かしたら(県外の人が鹿児島に)興味を持つのではないか」
「荒茶生産量日本一」という、鹿児島だけが持つ実績を足がかりに、マイス誘致につなげられるか。
その試みは動き出したばかりです。
こちらです。
Mはミーティング。
Iはインセンティブトラベル=これは優秀な成績を収めた従業員に企業が報奨として行う旅行のことです。
Cはコンベンション、つまり学会や大きな会議のこと。
Eはイベントの頭文字を合わせた言葉で、「ビジネスイベント」の総称を指す言葉です。
このマイスで訪れる人々の消費金額は一般の観光客より大きいという統計もあり、マイスをいかに誘致していくかが観光産業のテーマとなりつつあります。
このマイスの誘致を荒茶の生産量日本一となった鹿児島茶を切り口に増やしていけないか、可能性を探るモニターツアーが11日、鹿児島市で行われました。
日本茶インストラクター・山口真一さん
「(お茶は)70℃付近でいれると、渋みと甘みがバランスが良くとれる。お湯につかった茶葉から味が出るのにだいたい1分かかる」
日本茶インストラクターからおいしいお茶の煎れ方を指南されたのは、県内のホテルや旅行代理店、航空会社など鹿児島の観光を担う人たちです。
普段、何気なく飲んでいるお茶の味が、一手間かけただけでガラリと変わることを体感しました。
モニターツアーの参加者
「おいしい!」
「違いますね」
「苦みが少ない気がする」
鹿児島観光コンベンション協会が開催したこのモニターツアーは、一般の観光客よりも消費金額が大きいとされる「ビジネスイベント」での来訪者=「MICE(客)」を増やす可能性を探ることが目的です。
鹿児島観光コンベンション協会 MICE誘致課・谷脇真二課長
「国際会議は非常に長い間滞在する。平均でも3~4泊。そのあと鹿児島の場合、離島に観光に行くことに繋がる。(MICE客は)一般的な観光客と比べても2倍近く観光消費額が高いという統計があるので、MICEを誘致することは鹿児島の経済にも非常に高い効果がある」
マイス誘致の新たな切り口として協会が着目したのは、荒茶の生産量で鹿児島が日本一となったばかりの「お茶」です。
鹿児島観光コンベンション協会 MICE誘致課・谷脇真二課長
「日本茶は海外に人気があるので、日本一というブランド力が追い風となって誘致に結び付けば」
モニターツアーの参加者
「海外の人は日本の文化や鹿児島のローカルの特産品というところに興味を持ってもらえたらうれしい」
続いて一行は、鹿児島市の奄美の里へ移動。
そこでは鹿児島茶をふんだんに使った試作メニューが用意されていました。
奄美の里スタッフ
「すべてにお茶を何らか使っていて、県内産の食材を使っている」
「茶月の香膳」と名付けられた試作メニュー。
テンプラの衣にお茶殻を使うなど、鹿児島茶と地元食材を巧みに融合させた、鹿児島だけのメニューに観光のプロたちの会話も弾みます。
モニターツアーの参加者
「(鹿児島の)文化と歴史を合わせて特性を生かしたら(県外の人が鹿児島に)興味を持つのではないか」
「荒茶生産量日本一」という、鹿児島だけが持つ実績を足がかりに、マイス誘致につなげられるか。
その試みは動き出したばかりです。