保存食で給食を「防災給食」の取り組み 「ローリングストック」にも一役 鹿児島大学教育学部附属小学校
2025年3月11日(火) 18:40
鹿児島市の小学校では通常の給食の代わりに、備蓄されていた保存食を食べる「防災給食」が行われ、児童たちは防災への意識を高めているようでした。
安楽遥記者
「今から給食の時間です。きょうは停電を想定して電気を消した教室で給食を食べています」
暗がりの中で児童が食べるカレーやクラッカー。
いずれも小学校に備蓄されていた保存食です。
このような「防災給食」の取り組みが行われたのは、鹿児島市の鹿児島大学教育学部附属小学校です。
通常の給食の代わりに保存食を食べるこの取り組みは、避難時の食事を体験してもらい、食事のありがたみなどを感じてもらおうと、東日本大震災が発生した3月11日にあわせて2015年から毎年行われています。
普段とは違う給食に児童たちは何を思ったのでしょうか。
防災給食を食べた児童
「カレーはいつも温かいものを食べていて、きょうは冷たかったけど、食べ物をもらえるだけ、食べられるだけありがたいと思った」
「(量は)もう少し食べたいと思うが、食べられるだけありがたいので大丈夫です」
「『これを食べて過ごしている人はどう思っているのかなあ』と考えてみて、いつものことがすごくありがたくて、とても幸せなことなんだなあと改めて感じた」
その後、歯磨きの時間。
水道が止まっている想定で、残ったペットボトルの水を使って歯磨きやうがいをしました。
カレー、クラッカー、水を700人を超える全校児童の5日間分備蓄している附属小学校。
今回の取り組みは、学校にある古い保存食を消費して、新たに備蓄する「ローリングストック」にも一役買っています。
鹿児島大学教育学部附属小学校 防災担当・岩田祐生教諭
「自分の命を守ると言うことを意識づけることや、不便さを感じることで子供たち同士が助け合えるように、災害が起きたとき対応できるようになってほしい」
安楽遥記者
「今から給食の時間です。きょうは停電を想定して電気を消した教室で給食を食べています」
暗がりの中で児童が食べるカレーやクラッカー。
いずれも小学校に備蓄されていた保存食です。
このような「防災給食」の取り組みが行われたのは、鹿児島市の鹿児島大学教育学部附属小学校です。
通常の給食の代わりに保存食を食べるこの取り組みは、避難時の食事を体験してもらい、食事のありがたみなどを感じてもらおうと、東日本大震災が発生した3月11日にあわせて2015年から毎年行われています。
普段とは違う給食に児童たちは何を思ったのでしょうか。
防災給食を食べた児童
「カレーはいつも温かいものを食べていて、きょうは冷たかったけど、食べ物をもらえるだけ、食べられるだけありがたいと思った」
「(量は)もう少し食べたいと思うが、食べられるだけありがたいので大丈夫です」
「『これを食べて過ごしている人はどう思っているのかなあ』と考えてみて、いつものことがすごくありがたくて、とても幸せなことなんだなあと改めて感じた」
その後、歯磨きの時間。
水道が止まっている想定で、残ったペットボトルの水を使って歯磨きやうがいをしました。
カレー、クラッカー、水を700人を超える全校児童の5日間分備蓄している附属小学校。
今回の取り組みは、学校にある古い保存食を消費して、新たに備蓄する「ローリングストック」にも一役買っています。
鹿児島大学教育学部附属小学校 防災担当・岩田祐生教諭
「自分の命を守ると言うことを意識づけることや、不便さを感じることで子供たち同士が助け合えるように、災害が起きたとき対応できるようになってほしい」