4日から大雪のおそれ 寒波到来に備え 鹿児島市水道局は注意呼びかけ 農業にも影響
2025年2月3日(月) 18:34
4日から今季一番の寒気が流れ込み、鹿児島県内でも大雪となるおそれが出てきています。
雪はいつから降ってどれくらい積もるのか、新井気象予報士が解説します。
新井気象予報士
「早いところでは4日の明け方から大雪となる可能性が高まってきます」
※解説内容は動画をご覧ください。
この寒波到来を前に、3日、鹿児島市水道局では、水道管への被害に注意を呼びかけたほか、農業にも影響が出ています。
鹿児島市水道局 給排水設備課・大山英一課長
「宅地内の水道管が凍結や破裂するおそれがあり、市民に多大な影響が出るおそれがある」
今回の寒波では鹿児島市内でも凍結のおそれがあるとして開かれた、水道局の説明会。
凍結しやすいのは、イラストのように風当りが強い場所にあったり、外でむき出しになっている水道管です。
このような水道管は温度が低くなりやすく、凍結に一層の注意が必要だということです。
では凍結を防ぐためにどう対策すればいいのでしょうか。
鹿児島市水道局の説明会
「タオルや雑巾で巻いて水道管自体を覆う。ぬれたら逆効果になるので必ずビニール袋などで覆い、水が入らないように取り付けてください」
保温に使う布が濡れてしまうと逆効果になってしまうため、ゴミ袋などを被せて、防水することがポイントです。
その他、内側にスポンジの付いた市販の保温材も有効だということです。
仮に水道管が凍結してしまった際の対処についても聞きました。
鹿児島市水道局の説明会
「凍ってしまい、溶かしたい時は決して熱湯でなく、ぬるま湯を徐々にかけてゆっくり溶かすのが一番」
熱湯をかけてしまうと、急激な温度変化で水道管が破裂する恐れがあるため、自然に溶けるまで待つか、人肌程度の「ぬるま湯」をかけて溶かすのが良いということです。
鹿児島市水道局によりますと、2016年1月の寒波では、水道管の破裂によって市内で約3100戸が最大5日間にわたって断水したこともあり、最大限の注意を呼びかけています。
鹿児島市水道局 給排水設備課・大山英一課長
「少しでも多くの人に事前の対応をしてもらえれば、少しでも被害は小さくなる」
この寒波を前に農作業にも影響が出てきています。
鹿児島県阿久根市脇本のスナップエンドウ畑です。
現在、収穫期を迎えていて、通常であれば実の成長を待って3、4日に1回収穫をします。
しかし、スナップエンドは豆類の中でも寒さに弱く、凍結による実の変色などが懸念されることから、寒波襲来を前に作業のピッチを上げているそうです。
2日から通常の約3倍に当たる、1日10キロ程度を収穫しているということです。
スナップエンドウを生産・鳥島弘樹さん
「凍結や強風などで、今後どうなるか分からない。事前にできる限りのことはやっている状態。この寒波を乗り切って、出荷に向けてまた取り組みたい」
雪はいつから降ってどれくらい積もるのか、新井気象予報士が解説します。
新井気象予報士
「早いところでは4日の明け方から大雪となる可能性が高まってきます」
※解説内容は動画をご覧ください。
この寒波到来を前に、3日、鹿児島市水道局では、水道管への被害に注意を呼びかけたほか、農業にも影響が出ています。
鹿児島市水道局 給排水設備課・大山英一課長
「宅地内の水道管が凍結や破裂するおそれがあり、市民に多大な影響が出るおそれがある」
今回の寒波では鹿児島市内でも凍結のおそれがあるとして開かれた、水道局の説明会。
凍結しやすいのは、イラストのように風当りが強い場所にあったり、外でむき出しになっている水道管です。
このような水道管は温度が低くなりやすく、凍結に一層の注意が必要だということです。
では凍結を防ぐためにどう対策すればいいのでしょうか。
鹿児島市水道局の説明会
「タオルや雑巾で巻いて水道管自体を覆う。ぬれたら逆効果になるので必ずビニール袋などで覆い、水が入らないように取り付けてください」
保温に使う布が濡れてしまうと逆効果になってしまうため、ゴミ袋などを被せて、防水することがポイントです。
その他、内側にスポンジの付いた市販の保温材も有効だということです。
仮に水道管が凍結してしまった際の対処についても聞きました。
鹿児島市水道局の説明会
「凍ってしまい、溶かしたい時は決して熱湯でなく、ぬるま湯を徐々にかけてゆっくり溶かすのが一番」
熱湯をかけてしまうと、急激な温度変化で水道管が破裂する恐れがあるため、自然に溶けるまで待つか、人肌程度の「ぬるま湯」をかけて溶かすのが良いということです。
鹿児島市水道局によりますと、2016年1月の寒波では、水道管の破裂によって市内で約3100戸が最大5日間にわたって断水したこともあり、最大限の注意を呼びかけています。
鹿児島市水道局 給排水設備課・大山英一課長
「少しでも多くの人に事前の対応をしてもらえれば、少しでも被害は小さくなる」
この寒波を前に農作業にも影響が出てきています。
鹿児島県阿久根市脇本のスナップエンドウ畑です。
現在、収穫期を迎えていて、通常であれば実の成長を待って3、4日に1回収穫をします。
しかし、スナップエンドは豆類の中でも寒さに弱く、凍結による実の変色などが懸念されることから、寒波襲来を前に作業のピッチを上げているそうです。
2日から通常の約3倍に当たる、1日10キロ程度を収穫しているということです。
スナップエンドウを生産・鳥島弘樹さん
「凍結や強風などで、今後どうなるか分からない。事前にできる限りのことはやっている状態。この寒波を乗り切って、出荷に向けてまた取り組みたい」