特別企画展「椋鳩十それぞれの顔」始まる 「モモちゃんとあかね」など展示 鹿児島市・かごしま近代文学館
2024年9月26日(木) 18:45
鹿児島で生涯を過ごし、数多くの児童文学の作品を残した作家、椋鳩十の生誕120周年を記念した特別企画展が鹿児島市で始まりました。
猟師とガンの知恵比べの物語「大造じいさんとガン」や、戦争に翻弄された犬の悲しみを描いた「マヤの一生」などの児童文学作品を残した作家、椋鳩十。
生誕120周年を記念した特別企画展が26日から鹿児島市のかごしま近代文学館で始まりました。
オープニングセレモニーには椋鳩十の親族も出席し、企画展の幕が開けました。
坂口輝記者
「きょうから始まった企画展では椋鳩十の『顔』に触れることができます」
「それぞれの顔」と題したこの企画展では、椋鳩十の生涯を、詩人、児童文学作家、図書館館長、そして父親など、その時々で異なる立場で発表した作品などを味わうことができます。
「モモちゃんとあかね」は娘の結婚記念に書いた作品で、椋の父親としての側面がうかがえます。
この作品は「文学的価値の高いすぐれた作品」として「マヤの一生」とともに、第1回赤い鳥文学賞を受賞しています。
1947年に鹿児島県立図書館の館長に就任した椋は「母と子の20分間読書」を提唱し、生活のそばに本がある環境を広めました。
企画展は作家、椋鳩十が様々な「顔」を見せながら生涯で示した活躍をたどり、その魅力に迫る展示となっています。
かごしま近代文学館・井上育子学芸員
「椋さんは児童文学作家としては『大造じいさんとガン』などで知られているが、ほかにも詩人であったりいろいろな『顔』があった面を紹介したく、今回はそちらにも焦点をあてている。自分の考えをしっかり持ち創作活動を行っていたので、そういった部分を見てもらいたい」
特別企画展「椋鳩十それぞれの顔」は、かごしま近代文学館で26日から10月28日まで開催されています。
猟師とガンの知恵比べの物語「大造じいさんとガン」や、戦争に翻弄された犬の悲しみを描いた「マヤの一生」などの児童文学作品を残した作家、椋鳩十。
生誕120周年を記念した特別企画展が26日から鹿児島市のかごしま近代文学館で始まりました。
オープニングセレモニーには椋鳩十の親族も出席し、企画展の幕が開けました。
坂口輝記者
「きょうから始まった企画展では椋鳩十の『顔』に触れることができます」
「それぞれの顔」と題したこの企画展では、椋鳩十の生涯を、詩人、児童文学作家、図書館館長、そして父親など、その時々で異なる立場で発表した作品などを味わうことができます。
「モモちゃんとあかね」は娘の結婚記念に書いた作品で、椋の父親としての側面がうかがえます。
この作品は「文学的価値の高いすぐれた作品」として「マヤの一生」とともに、第1回赤い鳥文学賞を受賞しています。
1947年に鹿児島県立図書館の館長に就任した椋は「母と子の20分間読書」を提唱し、生活のそばに本がある環境を広めました。
企画展は作家、椋鳩十が様々な「顔」を見せながら生涯で示した活躍をたどり、その魅力に迫る展示となっています。
かごしま近代文学館・井上育子学芸員
「椋さんは児童文学作家としては『大造じいさんとガン』などで知られているが、ほかにも詩人であったりいろいろな『顔』があった面を紹介したく、今回はそちらにも焦点をあてている。自分の考えをしっかり持ち創作活動を行っていたので、そういった部分を見てもらいたい」
特別企画展「椋鳩十それぞれの顔」は、かごしま近代文学館で26日から10月28日まで開催されています。