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明るい人柄で人気のパリ五輪女子やり投げ金メダリスト、北口榛花選手が鹿児島県の奄美大島で合宿を行っています。

３月２７日、報道陣に練習が公開されました。

パリ五輪で、日本人で初めて女子やり投げの金メダルを獲得した北口榛花選手。その実力はもちろん、笑顔も魅力のアスリートで、競技の合間のもぐもぐタイムも注目されました。

そんな北口選手が３月２１日から奄美大島で合宿しています。３年前に来島した際に暖かい気候が気に入り、今回、初めて合宿地に選びました。

午前中に力を入れていたのはハードルを使ったトレーニングです。

やりを投げる際の助走やサイドステップのリズムをつかむためだそうで、３０分以上をかけていました。

合間には練習が重なった地元の大島高校陸上部の選手と記念撮影。北口スマイルがはじけます。

奄美で初合宿　パリ五輪　やり投げ金・北口榛花選手
「私でいいんですか？バトン持つことないけど」

サインにも気軽に応じていました。

金メダリストを一目見ようという市民の姿も。

練習を見に来た奄美市民
「感動です」
「世界の一流選手を間近に見られてすごくうれしい」
「笑い声も笑顔もすてきで印象的」

大島高校の陸上部の生徒、勇気を出して北口選手に声をかけてみます。

大島高校陸上部の生徒
「さっきの練習はどういったところに生かされるんですか？」

奄美で初合宿　パリ五輪　やり投げ金・北口榛花選手
「やり投げは助走して最後投げるときにストップして、ある意味スタートダッシュして力を出さないといけない。そういうところを意識してやっている」

北口選手に質問した大島高校陸上部の生徒
「思っていた倍くらい答えてくれて、そういったことを意識してるんだと知った」「世界レベルの選手だけど、ぜんぜん威圧感がなくてすごくすてきな方だと思った」

午後から、やりを持って投げる練習をした北口選手。

２６日の会見では、奄美の印象や今後の意気込みを語りました。

北口選手
「（奄美の人は）元気な人が多い島という印象。日本の方々がいちばん来てくれる世界陸上になると思うので、特別な空間を日本の皆さん、会場の皆さんと一緒に分かち合える世界陸上になるようがんばりたい」

北口選手の奄美合宿は４月上旬まで行われる予定です。