管理型の産業廃棄物最終処分場「エコパークかごしま」 県への約40億円の返済厳しい状況 鹿児島県
2025年3月18日(火) 18:38
県の外郭団体が運営する管理型の産業廃棄物最終処分場「エコパークかごしま」について、整備の際、団体が県から借り入れた約59億円を巡り、県は「約40億円の返済が厳しい状況」とする収支見通しを示しました。
鹿児島県薩摩川内市の管理型の産業廃棄物最終処分場「エコパークかごしま」は、県の外郭団体・県環境整備公社が県から59億2000万円を借り入れて整備、2015年1月に開業しました。
県によりますと公社では当初、2014年度から埋め立て期間の15年間、毎年4億円を県に返済する計画でした。
しかし、当初は搬入量が少なかったこともあり、実際に返済が始まったのは計画から9年遅れの2023年度で、返済額も2億5000万円にとどまりました。
公社の収支は単年度では黒字を維持していますが、当初の計画になかった18億5000万円が緊急時の修繕積立金に計上されていることや、維持管理費が予定より約10億円増えたことなどもあり、県から借り入れた59億2000万円のうち、40億2000万円の返済が厳しい状況ということです。
県は「公社は、借入金の未返済額の圧縮に努めてほしい」とコメントしています。
鹿児島県薩摩川内市の管理型の産業廃棄物最終処分場「エコパークかごしま」は、県の外郭団体・県環境整備公社が県から59億2000万円を借り入れて整備、2015年1月に開業しました。
県によりますと公社では当初、2014年度から埋め立て期間の15年間、毎年4億円を県に返済する計画でした。
しかし、当初は搬入量が少なかったこともあり、実際に返済が始まったのは計画から9年遅れの2023年度で、返済額も2億5000万円にとどまりました。
公社の収支は単年度では黒字を維持していますが、当初の計画になかった18億5000万円が緊急時の修繕積立金に計上されていることや、維持管理費が予定より約10億円増えたことなどもあり、県から借り入れた59億2000万円のうち、40億2000万円の返済が厳しい状況ということです。
県は「公社は、借入金の未返済額の圧縮に努めてほしい」とコメントしています。