政府備蓄米放出「鹿児島に回ってくるのか・・・?」 “人気食堂” コメの仕入れ値が再び上がり苦慮
2025年2月17日(月) 18:48
米の価格の高騰が続く中、政府は先週、政府備蓄米を最大21万トン放出すると発表しました。
備蓄米が店頭に並ぶのは3月下旬からとみられています。
そうした中、鹿児島市内の食堂では17日、米の仕入れ値が再び上がり「備蓄米が鹿児島まで回ってくるのか予想がつかない」と話しています。
米の価格に苦慮するお店の現状を取材してきました。
お茶碗によそわれる白米。
お盆にセットされ、定食として提供されていきます。
鹿児島市南栄にあるターミナル食堂です。
県共同トラックターミナルの中にあり、関係者はもちろん一般の人も利用できるリーズナブルな価格で人気の食堂ですが、米の価格高騰の影響を引き続き受けています。
坪内一樹アナウンサー
「リーズナブルな価格でボリューム満点なこちらの食堂ですが、きょう、お米の仕入れ値が3回目の値上がりをしたということです」
政府が備蓄米の放出を発表したものの、ターミナル食堂では17日、米の仕入れ値が去年から数えて3回目の値上がりとなりました」
2024年夏、米の価格高騰を受け、全てのメニューで50円の値上げをしましたがその後は値上げはせず、厳しい状況が続いていると話します。
ターミナル食堂・山口健二社長
「私も40年近くこの仕事をしているがこんなに値段が上がったのは初めて。去年から比べたら(コメの)仕入れ値は倍の値段。利益を減らしていくしかないかなと考えている」
この食堂はご飯の量も多いのが特徴で、通常の中サイズでも300グラム、大はプラス100円で450グラムとなります。
さらに、米の量でインパクトがあるのが桜島カレー。
通常でも800グラムあり、名物のひとつとなっています。
17日もおいしそうに頬張る利用客の姿がありました。
お店で使う米は鹿児島県産。
山口社長は米への思いをこう口にします。
ターミナル食堂・山口健二社長
「コメにはこだわっている。コメが美味しくないと他の食材まで美味しくない。鹿児島県産のヒノヒカリを使っている」
そうした中、2024年の値上げとともに初めて設定されたのが、少ない量でのご飯の提供。
特に桜島カレーでは、これまでご飯を残す人もいたということで、米の価格高騰を受け、無駄をなくそうと400グラム以下だと50円引きとしました。
山口社長
「コメだけは他に代えられない。他の食材なら工夫できるが主食だからどうしようもない」
リーズナブルな価格でボリューム満点の料理を提供しようと奮闘するこちらの食堂。
利用客は…!?
「もう、ありがたい。こういう店が増えればいい。」
三重から仕事で来鹿
「(ご飯は)普通を頼んだら大やんか。(値段には)ビックリした。900円ですけど、今そんな値段では食べられない。1500円ですよ、普通」
先週発表された、政府の備蓄米の放出。
最後に山口社長は「価格が落ち着いてくれればいいが」とした上で、現状のままかもしれないと不安を口にしました。
ターミナル食堂・山口健二社長
「落ち着いてくれれば助かるが、備蓄米が鹿児島にどれだけ回ってくるか想像がつかない。現状のままだと私は思う。これ以上(価格が)上がったら厳しい」
備蓄米が店頭に並ぶのは3月下旬からとみられています。
そうした中、鹿児島市内の食堂では17日、米の仕入れ値が再び上がり「備蓄米が鹿児島まで回ってくるのか予想がつかない」と話しています。
米の価格に苦慮するお店の現状を取材してきました。
お茶碗によそわれる白米。
お盆にセットされ、定食として提供されていきます。
鹿児島市南栄にあるターミナル食堂です。
県共同トラックターミナルの中にあり、関係者はもちろん一般の人も利用できるリーズナブルな価格で人気の食堂ですが、米の価格高騰の影響を引き続き受けています。
坪内一樹アナウンサー
「リーズナブルな価格でボリューム満点なこちらの食堂ですが、きょう、お米の仕入れ値が3回目の値上がりをしたということです」
政府が備蓄米の放出を発表したものの、ターミナル食堂では17日、米の仕入れ値が去年から数えて3回目の値上がりとなりました」
2024年夏、米の価格高騰を受け、全てのメニューで50円の値上げをしましたがその後は値上げはせず、厳しい状況が続いていると話します。
ターミナル食堂・山口健二社長
「私も40年近くこの仕事をしているがこんなに値段が上がったのは初めて。去年から比べたら(コメの)仕入れ値は倍の値段。利益を減らしていくしかないかなと考えている」
この食堂はご飯の量も多いのが特徴で、通常の中サイズでも300グラム、大はプラス100円で450グラムとなります。
さらに、米の量でインパクトがあるのが桜島カレー。
通常でも800グラムあり、名物のひとつとなっています。
17日もおいしそうに頬張る利用客の姿がありました。
お店で使う米は鹿児島県産。
山口社長は米への思いをこう口にします。
ターミナル食堂・山口健二社長
「コメにはこだわっている。コメが美味しくないと他の食材まで美味しくない。鹿児島県産のヒノヒカリを使っている」
そうした中、2024年の値上げとともに初めて設定されたのが、少ない量でのご飯の提供。
特に桜島カレーでは、これまでご飯を残す人もいたということで、米の価格高騰を受け、無駄をなくそうと400グラム以下だと50円引きとしました。
山口社長
「コメだけは他に代えられない。他の食材なら工夫できるが主食だからどうしようもない」
リーズナブルな価格でボリューム満点の料理を提供しようと奮闘するこちらの食堂。
利用客は…!?
「もう、ありがたい。こういう店が増えればいい。」
三重から仕事で来鹿
「(ご飯は)普通を頼んだら大やんか。(値段には)ビックリした。900円ですけど、今そんな値段では食べられない。1500円ですよ、普通」
先週発表された、政府の備蓄米の放出。
最後に山口社長は「価格が落ち着いてくれればいいが」とした上で、現状のままかもしれないと不安を口にしました。
ターミナル食堂・山口健二社長
「落ち着いてくれれば助かるが、備蓄米が鹿児島にどれだけ回ってくるか想像がつかない。現状のままだと私は思う。これ以上(価格が)上がったら厳しい」