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今後は自動観測に 鹿児島地方気象台が141年続いた目視での観測終了  

2024年3月26日(火) 18:15

鹿児島地方気象台で26日、141年にわたり行われてきた天気の目視観測がその歴史に幕を下ろしました。今後は機械での自動観測となります。

26日正午ごろ、鹿児島地方気象台の屋上で空を見上げる職員。目視での天気観測です。

気象台では毎日午前0時を除き、3時間ごとに雲の形や「視程」と呼ばれる、見通しのきく距離などを実際に目で見て、天気などを発表してきました。

鹿児島地方気象台・鳥越悠平さん
「雨もやんだので曇りと観測した。視程をしっかり観測するために目標物に照らし合わせて距離を測った」

1883年から141年続いた目視観測ですが、近年は気象衛星などで大気の状態を把握することができるようになったため、26日を最後に終えることになりました。

鹿児島出身ということもあり、最後の目視観測を志願した鳥越さん。屋上での観測を終え、部屋に戻ってパソコンでデータを入力するとすべての作業が終了します。その様子を多くの職員も見守りました。

鹿児島地方気象台・鳥越悠平さん
「送信しました。お疲れ様です」
(問)全部の作業が終わりましたか?
「はい、終わりました。」
(問)今の気持ちは?
「寂しい気持ちがある。雲の種類や形をなかなか覚えきれずに大変苦労したが先輩職員に教えてもらって、何とか最後の観測を終えることができた」

気象観測の転換点。これからはさまざまな機械を活用して細かくデータを収集するということです。これらのデータを生かして今後は予報などに力を入れるそうです。

鹿児島地方気象台・沖園卓也主任技術専門官
「24時間視程計で観測できる。今後、観測業務や防災業務の方に従事していく」

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