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篤姫の書状から古墳時代の副葬品まで貴重な資料がずらり! 開館40年の黎明館特別展示会 鹿児島

2024年2月2日(金) 19:05

鹿児島市の県歴史・美術センター黎明館で開館40年を記念する特別展示会が2日から始まりました。今回初めて公開される天璋院篤姫の書状など貴重な資料が展示されています。

今回初公開となる約3mの書状。

江戸時代末期、島津家から徳川家に嫁いだ天璋院篤姫が、江戸総攻撃のために進軍中だった西郷隆盛らに攻撃をやめるよう記した嘆願書です。

黎明館 幕末担当・崎山健文学芸専門員
「父上という言葉があるがこれは島津斉彬のこと。斉彬によってここに嫁いできたと主張している。当時の薩摩藩士、西郷隆盛のような斉彬の薫陶を受けて人たちはぐらっと心が揺さぶられるんですね。非常によく練られた手紙だと思う」

2日から始まった黎明館開館40周年記念展には普段展示する機会が少ない国宝をはじめ、貴重な資料およそ200点が並びます。

戦国時代末期の島津家当主、島津貴久が現在の鹿児島神宮に寄進した甲冑(かっちゅう)とかぶともその一つです。

黎明館 中世担当・吉村晃一学芸専門員
「堂々とした室町後期ー戦国時代の特徴を捉えた甲冑(かっちゅう)。本物が醸し出す雰囲気に思いをはせて戦国時代の武将が着ていたものを想像してもらえたら」

鎌倉時代に打たれた日本刀、国宗(くにむね)は国宝です。およそ800年前のものとは思えない厳粛な輝きをたたえています。

黎明館 美術工芸担当・切原勇人学芸課長
「鎌倉時代に作られたものがそのままの姿でほぼ今に残っている。国宝となったゆえん。それが今、鹿児島にある」

そして時代は一気に弥生、古墳時代へとさかのぼります。種子島の遺跡から出土し国の重要文化財に指定されている装飾品などが展示されています。

黎明館 先史・古代担当 上村俊洋主任学芸専門員
「人骨に副葬される形で装飾品として利用されていた貝製品。最近の研究では鉄の針がないとこういう細工はできなかったのではと言われるほど、精緻な細工が施されている。どうしてこのような形を選んだのか、当時どのような工具でこのような細工ができたのかを想像してもらえたら」

およそ18万点に及ぶ資料の中から特に選別された貴重な資料が並ぶ黎明館開館40周年記念展は2月25日までの開催です。

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