認知症の母と無理心中図ろうとした64歳の男に保護観察つき有罪判決 鹿児島地裁
2023年12月5日(火) 18:45
2023年5月、鹿児島県日置市の自宅で、練炭を燃やして当時、自宅で介護していた認知症の母親を殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われている男の裁判員裁判で、鹿児島地裁は男に保護観察がついた執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、日置市吹上町与倉の無職、川原明広被告(64)です。
判決などによりますと、川原被告は2023年5月6日、日置市にある自宅で無理心中を図ろうと練炭を燃やして、当時91歳の母親を殺害しようとしたとされています。
川原被告の弟の通報で駆けつけた警察官が救出したため、2人の命に別条はありませんでした。
裁判は量刑が争点となっていて、5日の判決公判で鹿児島地裁の中田幹人裁判長は「母親は重度の認知症で、自力での歩行もできず、危険性のある行為」と指摘した上で、「弟が引き続き、被告の支援を行うなど更生環境は整いつつある」などとして、川原被告に懲役3年、保護観察がついた執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
川原被告の弁護士は「妥当な判決で控訴はしない方向」としています。
判決を受けたのは、日置市吹上町与倉の無職、川原明広被告(64)です。
判決などによりますと、川原被告は2023年5月6日、日置市にある自宅で無理心中を図ろうと練炭を燃やして、当時91歳の母親を殺害しようとしたとされています。
川原被告の弟の通報で駆けつけた警察官が救出したため、2人の命に別条はありませんでした。
裁判は量刑が争点となっていて、5日の判決公判で鹿児島地裁の中田幹人裁判長は「母親は重度の認知症で、自力での歩行もできず、危険性のある行為」と指摘した上で、「弟が引き続き、被告の支援を行うなど更生環境は整いつつある」などとして、川原被告に懲役3年、保護観察がついた執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
川原被告の弁護士は「妥当な判決で控訴はしない方向」としています。