10月17日に総合閉会式が行われた
かごしま国体。
51年ぶりの鹿児島での国体
選手たちは多くの感動を届けてくれました。
泣いて 笑って
喜びや悔しさを感じて
スポーツの魅力を改めて感じた期間となりました。
奮闘していたのは
選手たちだけではありません。
選手たちを受け入れる宿泊施設も
特別な時間を過ごしました。
伊佐市の旅館「松栄館」(しょうえいかん)は
宮城県のカヌーチームを受け入れました。
51年前の「太陽国体」でも
選手を受け入れていた松栄館。
51年ぶりの国体での選手受け入れに
スタッフの皆さんは胸を躍らせていました。
私は
この松栄館の奮闘ぶりに密着しました。
特にこだわっていたのが
選手たちに提供する料理。
半年以上前から
選手たちにどんな料理を提供しようか考えて
準備を進めてきました。
その料理を食べた選手たちは…
「今まで10回以上国体に参加してきたけど
松栄館の料理が今までで一番おいしい!」
「松栄館のご飯を食べると力が出る!」
「やばい!おいしい!」
と大絶賛!!
その様子を見たスタッフも
安心して、ほおが緩んでいました。
家族経営の松栄館の四代目・山下さんは
「家族が帰ってきたように温かく迎え入れたい」と
話しました。
朝は
「いってらっしゃい」と送り出し
夕方には
「おかえり」と迎える。
チェックアウトの日。
松栄館のおもてなしに
宮城の選手は
「遠征が続いていてなかなか実家に帰れない僕にとって
ここはなんだか実家に帰ってきたかのような
安心できる場所でした。
本当にありがとうございました」と
感謝の言葉を述べました。
選手たちの活躍を陰で支えた伊佐市の旅館のおもてなし。
私もとても心が温かくなりました。