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春高バレー鹿児島県大会2024 2人の絆

11月

春の高校バレー鹿児島県大会が

行われました



 
男子は川内商工が4連覇

女子は鹿児島実業が2年ぶりの優勝を

果たしました!



 
私は

女子決勝の実況を担当しました
 



解説は、鹿屋体育大学女子バレーボール部

監督の濱田 幸二さん




ゲスト解説にバレーボール元日本代表の

迫田さおりさんをお招きしました
 


対戦カードは

鹿児島実業 vs 鹿児島城西
(第1シード)(第3シード)



 
 
鹿児島城西

セッターの

本キャプテン(3年)と


エースの

小林選手(3年)




2人は小学生のころから

一緒のチームでバレーをしてきました




そして

2人とも複数の高校から

誘いを受けましたが

「2人で春高に行こう」

と、ともに鹿児島城西に進学



夢舞台を目指して

毎日汗を流してきました




高校入学後、小林選手は

1年生からレギュラーとして活躍

鹿児島城西の中心選手として

コートに立ち続けました




しかし本選手は…

けがに苦しみ

なかなかコートに立つ機会に

恵まれませんでした




そして1年、2年と過ぎ

迎えた3年の春高県大会





2人はまだ春高県大会で

同じコートに立てずにいました

これが2人で挑戦できる最後の大きな舞台です



鹿児島城西高校は第3シードとして

今大会に臨み

第2シードの鹿児島女子を

準決勝で破って決勝まで勝ち上がりました




そして、決勝戦



小林選手はエースとして

スターティングメンバーに



本選手はベンチスタートでした




試合は2セットを取られ

あとがなくなった第3セット




第3セットも追いかける展開



17対21と

苦しい場面で…





本選手が呼ばれました



セッターとしてコートに立ちます




小林選手とともにようやく立てた

春高県大会です






最初のトス、

本選手は小林選手を選びました



 

左:小林選手  右:本選手


「どんなトスも打ちきるから!」

小林選手は試合前に本選手に話したそうです







その言葉を信じてボールに思いを乗せて

小林選手に託します



 



2人の絆のプレーが確かにそこにありました






新人戦、全九州予選、インターハイ予選と

すべてを制した女王・鹿児島実業に敗れはしたものの

見ている人の心が動くプレーを見せてくれました





高校を卒業したら

2人はそれぞれの夢に向かって別々の道を進みます



誰よりも同じ時間を過ごしてきた2人だから

きっとこの先もお互いを支えあう仲間であることは

変わらないと思います



1人では決してできないバレーボール

たくさんの思いが乗ったボールをつなぐバレーボール


今年も素敵なプレーを近くで見られて

私も心が動きました



 
出場した選手のみなさん

本当に本当にお疲れ様でした!


 
感動をありがとうございました!

提供:鹿児島城西高校(皇后杯県大会優勝時)
本選手と小林選手