【街ネタ調査隊】種子島のスーパーが個性的! 漁協直営の人気店から、釣り具やサンダルまでユニークな品揃えの店も
2025年10月23日(木) 19:20
特集「街ネタ調査隊」。今回はシリーズ「ご当地スーパー」です。
今回は種子島です。
「海に囲まれた島ならではの品揃えのスーパーがある」という情報を聞きつけて、行ってきました。
島の魚がたっぷり並んだお店に、釣り具まで扱っているというスーパー、個性溢れる島のスーパーを調査しました。
取材に訪れた先週、真夏のような空のもと、真っ青な海が広がっていた種子島。
まず向かったのは種子島宇宙センターのある南種子町です。
お邪魔したのは「天空のパラダイス」。
宇宙にちなんだ店名です。
坪内一樹キャスター
「(店内は)コンパクトなつくりで、いかにも地域といった感じですね」
「天空のパラダイス」は2015年にオープン。
一般的なスーパーと同じような品揃えですが、実はもともと建物は銀行だったそうです。
「焼酎銀行」と書かれたスペースは当時の金庫室で、地元の焼酎が並べられていました。
ユニークなネーミングが目につくお店の最大の特徴が-
坪内キャスター
「漁協直営ということで、お魚コーナーが店舗の中でも広くとられています」
そう、こちらは南種子町漁協直営のスーパーなんです。
刺身や切り身、丸魚など南種子であがった魚を中心に多くの魚種が並んでいます。
坪内キャスター
「ショーブ、アオホタ、マルマツ、と聞いたことがない魚が並んでいます」
魚コーナーは、お店の売上げの4割から5割を占めるということです。
お客さんの中にはこんな人もー
「宿をしているものですから今夜のお刺身に」
店舗に出す商品は隣接された調理場でさばかれています。
何と、漁協職員でもある店長自ら、包丁を握っていました。
天空のパラダイス・原晃店長
「南種子漁協から極力仕入れる形。地元で消化させたい。魚食を普及させていきたい」
そして偶然にもこの日は、ある商品の販売が5年ぶりに復活する日で、調理にも熱が入っていました。
「海鮮丼」です。
次々と魚に包丁が入れられ、酢飯の上に乗せられていきます。
コロナの影響で販売を休止していましたが、お客さんからの要望でようやく復活することになったのです。
5年ぶりに店頭に並んだ海鮮丼がこちら。
アオダイなど地魚を中心に6種類の魚が盛られていました。
坪内キャスター
「魚のうまみと、ほど良い酢飯が合います。海鮮丼美味しいです」
天空のパラダイス・原晃店長
「(地元に)一番近い形の店にしたい。買いやすい値段でいつも出せればと心がけている」
続いて向かったのは島の真ん中、中種子町。
お目当てのスーパー、「清水商店」です。
戦後まもなく創業され、この地で約80年の歴史を誇る、地域に根ざしたお店です。
お客さん
「昔から(通っている)。車にも乗れないし遠い所にも行けないから」
店長は3代目の清水俊宏さん。
高校卒業後に島を離れましたが6年前に帰郷、お店を継ぎました。
清水商店・清水俊宏店長
「一番は島の人の役に立ってもらえるような店づくりを意識してやってきた」
お店の人気商品のひとつがこちら。
肉や魚に衣をまぶし、あとは揚げるだけという手作りの冷蔵商品です。
日が暮れるまで働く農家の夕食作りをサポートしようという思いがありました。
坪内キャスター
「他に売っているところはある?」
お客さん
「ないです。主婦にはとてもいいと思います」
そんな清水商店では意外なものが売られていました。
坪内キャスター
「お店の一角にたくさんの釣り具が並んでいます」
船釣り用やイカ釣り用など様々なルアーに釣り針、そして釣り竿も。
いったいなぜ売っているんでしょうか?
清水商店・清水俊宏店長
「僕が釣りが好きなのと、マニアックなものばかりをそろえて自分が欲しいと思うかで(仕入れている)」
Q.釣り具を入れてほしいという要望はあった?
「ないですね」
個人的な趣味で始めたこのコーナーですが。
品揃えの良さに、地元はもちろん口コミで島外の釣り人からも評判になっているそうです。
この日は地元の遊漁船の船長が訪れていました。
遊漁船の船長
「すごく助かっています。『これが欲しい』と言ったらちゃんと揃えてもらえる」
そしてこらら、カラフルなサンダルの数々も釣り関連の商品。
船で滑りにくいという漁業従事者専用サンダル、通称「ギョサン」と呼ばれるものですが、今では一般の人にも人気だそうです。
”ギョサン”を買いに来た人
「私もここで買ってめちゃくちゃ良かった。息子が履いて『滑らない』と言って欲しくなった」
ユニークな品揃えの清水商店、俊宏さんはスーパーで島を盛り上げたいと話します。
清水商店・清水俊宏店長
「島の人口が自体が減ってきているので、『島はこういう所』というのを島外に発信し、移住を促すような店づくりをやりたい」
個性あふれる種子島のスーパー。
これからも地域を支え、地域に愛される存在となりそうです。
今回は種子島です。
「海に囲まれた島ならではの品揃えのスーパーがある」という情報を聞きつけて、行ってきました。
島の魚がたっぷり並んだお店に、釣り具まで扱っているというスーパー、個性溢れる島のスーパーを調査しました。
取材に訪れた先週、真夏のような空のもと、真っ青な海が広がっていた種子島。
まず向かったのは種子島宇宙センターのある南種子町です。
お邪魔したのは「天空のパラダイス」。
宇宙にちなんだ店名です。
坪内一樹キャスター
「(店内は)コンパクトなつくりで、いかにも地域といった感じですね」
「天空のパラダイス」は2015年にオープン。
一般的なスーパーと同じような品揃えですが、実はもともと建物は銀行だったそうです。
「焼酎銀行」と書かれたスペースは当時の金庫室で、地元の焼酎が並べられていました。
ユニークなネーミングが目につくお店の最大の特徴が-
坪内キャスター
「漁協直営ということで、お魚コーナーが店舗の中でも広くとられています」
そう、こちらは南種子町漁協直営のスーパーなんです。
刺身や切り身、丸魚など南種子であがった魚を中心に多くの魚種が並んでいます。
坪内キャスター
「ショーブ、アオホタ、マルマツ、と聞いたことがない魚が並んでいます」
魚コーナーは、お店の売上げの4割から5割を占めるということです。
お客さんの中にはこんな人もー
「宿をしているものですから今夜のお刺身に」
店舗に出す商品は隣接された調理場でさばかれています。
何と、漁協職員でもある店長自ら、包丁を握っていました。
天空のパラダイス・原晃店長
「南種子漁協から極力仕入れる形。地元で消化させたい。魚食を普及させていきたい」
そして偶然にもこの日は、ある商品の販売が5年ぶりに復活する日で、調理にも熱が入っていました。
「海鮮丼」です。
次々と魚に包丁が入れられ、酢飯の上に乗せられていきます。
コロナの影響で販売を休止していましたが、お客さんからの要望でようやく復活することになったのです。
5年ぶりに店頭に並んだ海鮮丼がこちら。
アオダイなど地魚を中心に6種類の魚が盛られていました。
坪内キャスター
「魚のうまみと、ほど良い酢飯が合います。海鮮丼美味しいです」
天空のパラダイス・原晃店長
「(地元に)一番近い形の店にしたい。買いやすい値段でいつも出せればと心がけている」
続いて向かったのは島の真ん中、中種子町。
お目当てのスーパー、「清水商店」です。
戦後まもなく創業され、この地で約80年の歴史を誇る、地域に根ざしたお店です。
お客さん
「昔から(通っている)。車にも乗れないし遠い所にも行けないから」
店長は3代目の清水俊宏さん。
高校卒業後に島を離れましたが6年前に帰郷、お店を継ぎました。
清水商店・清水俊宏店長
「一番は島の人の役に立ってもらえるような店づくりを意識してやってきた」
お店の人気商品のひとつがこちら。
肉や魚に衣をまぶし、あとは揚げるだけという手作りの冷蔵商品です。
日が暮れるまで働く農家の夕食作りをサポートしようという思いがありました。
坪内キャスター
「他に売っているところはある?」
お客さん
「ないです。主婦にはとてもいいと思います」
そんな清水商店では意外なものが売られていました。
坪内キャスター
「お店の一角にたくさんの釣り具が並んでいます」
船釣り用やイカ釣り用など様々なルアーに釣り針、そして釣り竿も。
いったいなぜ売っているんでしょうか?
清水商店・清水俊宏店長
「僕が釣りが好きなのと、マニアックなものばかりをそろえて自分が欲しいと思うかで(仕入れている)」
Q.釣り具を入れてほしいという要望はあった?
「ないですね」
個人的な趣味で始めたこのコーナーですが。
品揃えの良さに、地元はもちろん口コミで島外の釣り人からも評判になっているそうです。
この日は地元の遊漁船の船長が訪れていました。
遊漁船の船長
「すごく助かっています。『これが欲しい』と言ったらちゃんと揃えてもらえる」
そしてこらら、カラフルなサンダルの数々も釣り関連の商品。
船で滑りにくいという漁業従事者専用サンダル、通称「ギョサン」と呼ばれるものですが、今では一般の人にも人気だそうです。
”ギョサン”を買いに来た人
「私もここで買ってめちゃくちゃ良かった。息子が履いて『滑らない』と言って欲しくなった」
ユニークな品揃えの清水商店、俊宏さんはスーパーで島を盛り上げたいと話します。
清水商店・清水俊宏店長
「島の人口が自体が減ってきているので、『島はこういう所』というのを島外に発信し、移住を促すような店づくりをやりたい」
個性あふれる種子島のスーパー。
これからも地域を支え、地域に愛される存在となりそうです。