2025年5月31日(土)午後4時20分~
番組宣伝動画
特別番組紹介

2024年5月、鹿児島県警の元生活安全部長が逮捕された。
退職直後、札幌のジャーナリストに捜査情報を漏洩した疑いだった。
生活安全部長は“たたき上げ”の最高ポスト。
なぜ、その主要ポストを経験した県警幹部が捜査情報を漏らしたのか。
その犯行動機に衝撃が走った。
「県警職員が行った犯罪行為を野川本部長が隠ぺいしようとしたことが、どうしても許せなかった。
だから、不祥事をまとめた文書を記者に送った」
“情報漏洩”ではなく、“公益通報”を訴えたのだ。
隠蔽疑惑の目が向けられたのは、野川明輝本部長(当時)。
2022年、東京・警察庁から鹿児島に出向してきたキャリア。
野川本部長(当時)は「隠ぺいの指示はなく、捜査は適正に行われた」と主張。
元生活安全部長を激しく非難し、公益通報を否定した。
しかし、その後、次々と鹿児島県警の対応の拙さが明らかになっていく。


2024年4月、札幌在住のジャーナリストに差出人の書かれていない封筒が届いた。
中にはA4の用紙10枚。
1枚目には「闇をあばいてください」と書かれ、
2枚目以降には、当時、鹿児島県警が公表していなかった
3つの警察官の不祥事案が書かれていた。
この文書を書いたのが、元生活安全部長だった。
元生活安全部長の逮捕には、別の情報漏洩事件も絡んでいた。
この事件で逮捕された元警察官は取材に応じ、組織に対する思いを告白した。
近代警察の始まりから150年。
情報漏洩で揺れる鹿児島県警問題を改めて検証する。

語 り

山田孝之
スタッフ
プロデューサー | 四元良隆 |
ディレクター | 前田慎伍 |
取 材 | 坂口輝 池田政昭 |
撮 影 | 鈴木哉雄 小松将也 |
編 集 | 赤井修二 |
音響効果 | 渡辺真衣 |
M A | 出水菜々 濱田豊 佐藤瑠々 |
題 字 | 川原夢世 |
デザイン | 横山彩夏 松田章吾 |
制作・著作 | KTS鹿児島テレビ |