
約310万人に及ぶ日本人が命を失った太平洋戦争は80年前の8月15日、終戦を迎えた。
鹿児島空襲で7人の家族を失った春成幸男さんは、今年百歳。
「自分も一緒に死ねば良かったと思った」と語る。


中学4年で終戦を迎えた立元良三さん(95)は、「国のために命をささげることが当たり前と思っていた」と少年時代を振り返る。


伯父を特攻で失った髙徳えりこさん(58)は、語り部として子供たちに戦争のことを伝え続ける。
「こういう時代だから仕方なかった、とは思ってほしくない」。


戦争体験者の高齢化に伴い、戦争の「記憶」は「歴史」へと変わりつつある。
当事者の記憶と、その記憶に基づく「思い」を語り継ぐ。
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