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ヤマアラシの双子の赤ちゃんが誕生!1カ月後をめどに一般公開予定 鹿児島市・平川動物公園

2024年9月20日(金) 18:40

かわいい話題をお届けします。

鹿児島市の平川動物公園に、ある動物の赤ちゃんが誕生しました。

9月20日は特別にその様子を取材させてもらいました。

約130種類、900もの動物や生き物がいる鹿児島市の平川動物公園です。

庄村奈津美記者
「不思議な動物ゾーンにやってきました。背中の長くて鋭いトゲが特徴のヤマアラシ。なんと、先日赤ちゃんが生まれたということです」

遠足中の子どもたちが視線を送っているのは、主にアフリカで生息地するヤマアラシ。

夜行性のため日中外に出ている姿を見る機会が少ない動物です。

飼育員がミルクを持って向かった先はー

8月27日に誕生した生後25日目の双子の赤ちゃん。

全長約20センチ。

1日4回、合わせて約250ミリリットルの犬用のミルクを飲んでいます。

Qどんな思いでミルクをあげている?
飼育員5年目(ヤマアラシ担当1年目)・山田透生さん
「飲むのも上手になったので逆に飲まない方が不安なので、ちゃんと飲んでるかなーってぐらいですかね」

カメラにも興味を示し、近づいてくる場面も。

現在、平川動物公園では6匹のヤマアラシがいます。

2匹の誕生は、飼育員にとってうれしい反面、心配もあります。

山田透生さん
「母親がうまく育てられなかったので、そういう面でちゃんと育ててくれればなーというのがあるにはある」

双子の赤ちゃんの母親が育児への関心を示さず、飼育員がミルクをあげて育てているんです。

山田透生さん
「見ててすぐ分かりました。大抵守ったり子どもが乳首に吸い付こうとすれば止まって授乳をするがそれもしないし」

複雑な思いを抱きながら世話をする山田さん。

双子の赤ちゃんが無事に成長することを切に願っています。

Qこれからが楽しみですね

山田透生さん
「大きくなってどういう反応をするのか。完全に人の手で育てると今後ひとりぼっちになるかもしれないし、そういうことを考えるとどんどん自分から離れてもらったほうが、ヤマアラシ間で交流ができるのかなとは思います」

双子の赤ちゃんの名前は今後、園で決め、1カ月後をめどに一般公開を予定しています。

生まれた時から歯が生えているヤマアラシは、最近は少しずつサツマイモなどの固形物も食べているそうです。

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