高峠近くの森でハイキング 鹿児島・垂水市
2024年5月3日(金) 12:20
鹿児島県垂水市のツツジの名所近くの森で行われたハイキングの話題です。
ハイキングを終えた先に参加者を待っていたものとは?
標高約700メートルの山肌を彩る赤やピンクの花。
垂水市中俣の「高峠つつじケ丘公園」に自生するツツジです。
4月中旬から咲き始め、ゴールデンウイーク初日のこの日は、恒例の「春のつつじ祭り」もスタート。
訪れた人たちはツツジをめでたり、カメラに収めたりして、のんびりとした休日を過ごしていました。
花見客
「きれいですよね。垂水市は高峠のツツジが咲いてゴールデンウイークだと思う」
そんな自然豊かな高峠の近くで、心と体を癒やしてもらおうと、この日はハイキングが開催されました。
企画したのは、高峠の麓で黒毛和牛を育てる「室田牧場」です。
室田志保さん
「ガイドのみなさん、アシスタントのみなさんがいるので遠慮なく声をかけてください。では、きょうは楽しい一日を」
ハイキングには、県内各地や宮崎などから、あわせて10人ほどの親子連れらが参加。
高峠のツツジに見送られながら出発です。
ハイキングの舞台となるのは、垂水市の面積の約19%を占めるという鹿児島大学の高隈演習林です。
演習林長を務める鹿児島大学の井倉洋二准教授や学生サークル「たかくま森人クラブ」のメンバーが案内人を務めます。
一行が最初に訪れたのは「ヤクスギ巨樹の森」と名づけられた人工のスギ林。
屋久島の天然スギの種などを使って、1916年から育てられている屋久島由来のスギがズラリと並びます。
鹿大学生サークル「たかくま森人クラブ」白川涼子部長
「みなさん見てください。これ全部、大きさバラバラですよね。でも、これみんな(樹齢が)108歳なんです。びっくりですよね。植えられた場所が同じでも、日当たりとかの違いで、こういう差が出る」
スギに触れたり…目を閉じてみたり…
参加者はそれぞれの方法で森の息づかいを感じようとします。
参加者
「やさしい感じがする。大きいけど怖さがない」
「『小さいことで動じるな』(と言っているよう)」
時折雨が降るあいにくの天気でしたが、大人も子どもも貴重な植物に興味津々です。
そして、太古の大噴火で形成されたシラス台地と、桜島の火山灰が織りなす地層や…樹齢推定300年、「森の神様」として親しまれているスダジイなど…
参加者たちは新緑に包まれながらハイキングを通じて悠久の自然を感じていました。
参加者
「空気もいいし、スギが元気よく茂っていてすごいと思った。自然の気配が感じられる」
鹿大学生サークル「たかくま森人クラブ」の白川涼子部長
「森って楽しい。面白いことがいっぱいあるという発見や喜びとか、そういう心の動きの部分を(みなさんんに)大事にしてもらいながら森歩きを楽しんでもらことを意識して話をした」
そして歩き始めてから2時間。
演習林の中にあるキャンプ場に到着です。
そこに用意されていたランチは…
「室田牧場」の特製ハンバーガーです。
参加者は無添加の飼料などで育った黒毛和牛100%のパティや無農薬の野菜などを使った人気のハンバーガーをおいしそうに頬張っていました。
参加者
「とてもおいしいです。室田さんの放牧牛の肉が食べられると思って。それも楽しみで来たので」
「今、自然と触れあいが減っているので、こういう機会があればまた参加したい」
雄大な自然に五感を震わせて。
参加者たちはここでしか得られない、とっておきの時間を過ごすことができたようです。
垂水市によりますと、開花の時期に長雨が降った影響で、残念ながら高峠のツツジの見頃はすでに過ぎてしまったそうです。
ハイキングを終えた先に参加者を待っていたものとは?
標高約700メートルの山肌を彩る赤やピンクの花。
垂水市中俣の「高峠つつじケ丘公園」に自生するツツジです。
4月中旬から咲き始め、ゴールデンウイーク初日のこの日は、恒例の「春のつつじ祭り」もスタート。
訪れた人たちはツツジをめでたり、カメラに収めたりして、のんびりとした休日を過ごしていました。
花見客
「きれいですよね。垂水市は高峠のツツジが咲いてゴールデンウイークだと思う」
そんな自然豊かな高峠の近くで、心と体を癒やしてもらおうと、この日はハイキングが開催されました。
企画したのは、高峠の麓で黒毛和牛を育てる「室田牧場」です。
室田志保さん
「ガイドのみなさん、アシスタントのみなさんがいるので遠慮なく声をかけてください。では、きょうは楽しい一日を」
ハイキングには、県内各地や宮崎などから、あわせて10人ほどの親子連れらが参加。
高峠のツツジに見送られながら出発です。
ハイキングの舞台となるのは、垂水市の面積の約19%を占めるという鹿児島大学の高隈演習林です。
演習林長を務める鹿児島大学の井倉洋二准教授や学生サークル「たかくま森人クラブ」のメンバーが案内人を務めます。
一行が最初に訪れたのは「ヤクスギ巨樹の森」と名づけられた人工のスギ林。
屋久島の天然スギの種などを使って、1916年から育てられている屋久島由来のスギがズラリと並びます。
鹿大学生サークル「たかくま森人クラブ」白川涼子部長
「みなさん見てください。これ全部、大きさバラバラですよね。でも、これみんな(樹齢が)108歳なんです。びっくりですよね。植えられた場所が同じでも、日当たりとかの違いで、こういう差が出る」
スギに触れたり…目を閉じてみたり…
参加者はそれぞれの方法で森の息づかいを感じようとします。
参加者
「やさしい感じがする。大きいけど怖さがない」
「『小さいことで動じるな』(と言っているよう)」
時折雨が降るあいにくの天気でしたが、大人も子どもも貴重な植物に興味津々です。
そして、太古の大噴火で形成されたシラス台地と、桜島の火山灰が織りなす地層や…樹齢推定300年、「森の神様」として親しまれているスダジイなど…
参加者たちは新緑に包まれながらハイキングを通じて悠久の自然を感じていました。
参加者
「空気もいいし、スギが元気よく茂っていてすごいと思った。自然の気配が感じられる」
鹿大学生サークル「たかくま森人クラブ」の白川涼子部長
「森って楽しい。面白いことがいっぱいあるという発見や喜びとか、そういう心の動きの部分を(みなさんんに)大事にしてもらいながら森歩きを楽しんでもらことを意識して話をした」
そして歩き始めてから2時間。
演習林の中にあるキャンプ場に到着です。
そこに用意されていたランチは…
「室田牧場」の特製ハンバーガーです。
参加者は無添加の飼料などで育った黒毛和牛100%のパティや無農薬の野菜などを使った人気のハンバーガーをおいしそうに頬張っていました。
参加者
「とてもおいしいです。室田さんの放牧牛の肉が食べられると思って。それも楽しみで来たので」
「今、自然と触れあいが減っているので、こういう機会があればまた参加したい」
雄大な自然に五感を震わせて。
参加者たちはここでしか得られない、とっておきの時間を過ごすことができたようです。
垂水市によりますと、開花の時期に長雨が降った影響で、残念ながら高峠のツツジの見頃はすでに過ぎてしまったそうです。