鹿児島市内にある離島「新島」 行政連絡船廃止から半年 新島の魅力発信「新イベント」に密着
2026年9月23日(水) 18:40
鹿児島市内にある離島「新島」。
2019年から夫婦2人が暮らしていますが、2026年3月に行政連絡船が廃止され、公的な移動手段が無くなりました。
人の行き来が限られるなか、島の魅力をどう発信していくのか?
この夏行われた新たなイベントに密着しました。
桜島の北東約1.5kmに位置する鹿児島市の新島。
周囲2.3キロ、一時無人島になりましたが、7年前の2019年に夫婦が島で暮らし始めました。
新島出身の佐々木和子さんと、福岡出身の夫、直行さんです。
新島出身・佐々木和子さん(66)
「すごく人間らしい生活ができていいいのかもしれない。楽しみです。島に住むのが」
そんな2人にとって生活の根幹を揺るがす出来事が2026年3月に起きました。
週に3日、桜島の浦之前港と島を往復していた鹿児島市の行政連絡船の廃止です。
2022年に北海道知床沖で起きた観光船沈没事故に伴う法改正で、安全運航の体制確保が難しくなったのが原因です。
継続を願う1万5000人以上の署名が提出されましたが、市の判断が変わることはありませんでした。
廃止から5カ月たった8月も、浦之前港には行政連絡船が停泊したままの状態でした。
夫・佐々木直行さん(73)
「行政連絡船があったからこそ僕たちは住もうと思った。基本の『き』の字がなくなった。非常に困っています」
佐々木さん夫妻は元々船を1隻所有していますが、行政連絡船の廃止を受け予備の船の購入を検討しています。
Q.これが購入を検討している船?
「(行政連絡船)しんじま丸が無くなったものですから、私が今乗っている船がなにか起きたときはもう島から出ることができなくなってしまう」
Q.中古といえどもそれなりの出費に?
「100万近くかかる」
行政連絡船廃止の影響は観光客にも。
現在、新島に行く主な手段は海上タクシーで運賃は10倍を超えます。
佐々木直行さん
「定期船だと気軽来れて遠慮しなくていいし、金額も安いんで来やすかった。そういう方たちが来られなくなった」
佐々木和子さん
「ここを活用できなくなっている」
島へのアクセスが制限される中、この夏、島の魅力に触れてもらおうと新たなイベントが企画されました。
参加したのは独身の男女それぞれ4人。
島に降り立った参加者は、雑草を抜いたり海岸に着いたゴミの清掃に汗を流し、交流を深めました。
イベントの参加者を募ったのは、男女の出会いを支援するかごしま出会いサポートセンターです。
こちらは2014年の新島。
無人島だった時期に草木が生い茂り、佐々木さん夫妻らが立ち上げたNPO法人で島の管理を行ってきました。
実は、人との関わりが欠かせない草刈りなどの活動を通して、これまでに結婚に至るカップルが8組誕生しています。
島を再生する中でできたつながりを新たな出会いの場に。
新たに島で始まったイベントにはそんな狙いが込められていました。
参加者
「何も無いところなんですけど、それを自分たちで作っていけるところ。自然もあって何もないのが逆に良くて」
休憩中には、新島での活動が縁で結ばれた夫婦の姿も。
NPO法人ふるさと再生プロジェクトの会 夫・東道也さん(70)
「いつも電話で『生きているか』って電話が来て、何度も続くもんだから気になって…」
NPO法人ふるさと再生プロジェクトの会 妻・東ひろ子さん(69)
Q.結婚して変わったこと
「秋がさみしくて大嫌いだったんですけど、秋が好きになりました。結婚はこんなにいいものかと思いました」
東道也さん
「帰ってきて家に電気がついている。それが一番」
活動の合間には新島の魅力を伝えようと直行さんが参加者を案内します。
訪れたのは、島の守り神、五社神社です。
参加者たちは新たな縁がつながるようにと手を合わせていました。
県 結婚支援コンシェルジュ・多田宏子さん
「室内でするイベントは多い。外で汗をかきながら自然な感じで会話をするイベントが少なかった。自然に話をして、そのうち縁をつないでいくイベントが新島にはできると思う」
定期船が廃止される中、行われた新しいイベント。
新島で暮らし始めて8年目を迎える佐々木さん夫妻は。
佐々木和子さん
「今はこの新島に住んで良かったなと思っています、戻ってきて。形にできることがあれば投入していって、イベントがでてくるといいなと思う。そしたら(島に)通う方も多くなって新島を知ってにぎやかになったらうれしい」
島の魅力の伝えるために何ができるのか。
2人は島での暮らしの中で徐々にその答えを見つけていくことにしています。
2019年から夫婦2人が暮らしていますが、2026年3月に行政連絡船が廃止され、公的な移動手段が無くなりました。
人の行き来が限られるなか、島の魅力をどう発信していくのか?
この夏行われた新たなイベントに密着しました。
桜島の北東約1.5kmに位置する鹿児島市の新島。
周囲2.3キロ、一時無人島になりましたが、7年前の2019年に夫婦が島で暮らし始めました。
新島出身の佐々木和子さんと、福岡出身の夫、直行さんです。
新島出身・佐々木和子さん(66)
「すごく人間らしい生活ができていいいのかもしれない。楽しみです。島に住むのが」
そんな2人にとって生活の根幹を揺るがす出来事が2026年3月に起きました。
週に3日、桜島の浦之前港と島を往復していた鹿児島市の行政連絡船の廃止です。
2022年に北海道知床沖で起きた観光船沈没事故に伴う法改正で、安全運航の体制確保が難しくなったのが原因です。
継続を願う1万5000人以上の署名が提出されましたが、市の判断が変わることはありませんでした。
廃止から5カ月たった8月も、浦之前港には行政連絡船が停泊したままの状態でした。
夫・佐々木直行さん(73)
「行政連絡船があったからこそ僕たちは住もうと思った。基本の『き』の字がなくなった。非常に困っています」
佐々木さん夫妻は元々船を1隻所有していますが、行政連絡船の廃止を受け予備の船の購入を検討しています。
Q.これが購入を検討している船?
「(行政連絡船)しんじま丸が無くなったものですから、私が今乗っている船がなにか起きたときはもう島から出ることができなくなってしまう」
Q.中古といえどもそれなりの出費に?
「100万近くかかる」
行政連絡船廃止の影響は観光客にも。
現在、新島に行く主な手段は海上タクシーで運賃は10倍を超えます。
佐々木直行さん
「定期船だと気軽来れて遠慮しなくていいし、金額も安いんで来やすかった。そういう方たちが来られなくなった」
佐々木和子さん
「ここを活用できなくなっている」
島へのアクセスが制限される中、この夏、島の魅力に触れてもらおうと新たなイベントが企画されました。
参加したのは独身の男女それぞれ4人。
島に降り立った参加者は、雑草を抜いたり海岸に着いたゴミの清掃に汗を流し、交流を深めました。
イベントの参加者を募ったのは、男女の出会いを支援するかごしま出会いサポートセンターです。
こちらは2014年の新島。
無人島だった時期に草木が生い茂り、佐々木さん夫妻らが立ち上げたNPO法人で島の管理を行ってきました。
実は、人との関わりが欠かせない草刈りなどの活動を通して、これまでに結婚に至るカップルが8組誕生しています。
島を再生する中でできたつながりを新たな出会いの場に。
新たに島で始まったイベントにはそんな狙いが込められていました。
参加者
「何も無いところなんですけど、それを自分たちで作っていけるところ。自然もあって何もないのが逆に良くて」
休憩中には、新島での活動が縁で結ばれた夫婦の姿も。
NPO法人ふるさと再生プロジェクトの会 夫・東道也さん(70)
「いつも電話で『生きているか』って電話が来て、何度も続くもんだから気になって…」
NPO法人ふるさと再生プロジェクトの会 妻・東ひろ子さん(69)
Q.結婚して変わったこと
「秋がさみしくて大嫌いだったんですけど、秋が好きになりました。結婚はこんなにいいものかと思いました」
東道也さん
「帰ってきて家に電気がついている。それが一番」
活動の合間には新島の魅力を伝えようと直行さんが参加者を案内します。
訪れたのは、島の守り神、五社神社です。
参加者たちは新たな縁がつながるようにと手を合わせていました。
県 結婚支援コンシェルジュ・多田宏子さん
「室内でするイベントは多い。外で汗をかきながら自然な感じで会話をするイベントが少なかった。自然に話をして、そのうち縁をつないでいくイベントが新島にはできると思う」
定期船が廃止される中、行われた新しいイベント。
新島で暮らし始めて8年目を迎える佐々木さん夫妻は。
佐々木和子さん
「今はこの新島に住んで良かったなと思っています、戻ってきて。形にできることがあれば投入していって、イベントがでてくるといいなと思う。そしたら(島に)通う方も多くなって新島を知ってにぎやかになったらうれしい」
島の魅力の伝えるために何ができるのか。
2人は島での暮らしの中で徐々にその答えを見つけていくことにしています。

















































































































