「世界初」火星の衛星フォボスに着陸し砂を持ち帰る JAXAの火星衛星探索機が10月20日打ち上げへ
2026年8月21日(金) 17:30

火星衛星探査機
火星の衛星に着陸し、砂や岩石を採取して地球に持ち帰る。そんな前人未踏のミッションに、日本が挑む。JAXAは8月20日、火星衛星探査機を2026年10月20日午前4時41分3秒に種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。
世界初、フォボスへの着陸とサンプル採取

H3ロケット9号機打ち上げ(8月11日 種子島宇宙センター)
JAXAが発表したのは、火星の衛星「フォボス」に着陸し、表面の砂や岩石を採取して地球に持ち帰るという世界初のサンプルリターンミッションだ。打ち上げには、H3ロケット10号機が使用される。発射台となるのは、鹿児島県南種子町に位置する種子島宇宙センターだ。
先日、報道陣にも公開されたこの火星衛星探査機。その姿はすでに完成を迎えており、歴史的な打ち上げに向けた準備が着々と進められている。
打ち上げから地球帰還まで、約5年の長旅

火星衛星探査機は打ち上げ後、2031年度中に地球へ帰還する予定
打ち上げ後、探査機は約1年をかけて火星衛星の近くに到着する予定だ。その後、フォボスの観測やサンプルの採取を進め、2031年度中に地球へ帰還するスケジュールが組まれている。打ち上げから帰還まで、実に約5年にわたる長い宇宙の旅となる。
サンプル分析で迫る「生命の謎」

世界初のサンプルリターンミッション
JAXAがこのミッションで目指すのは、単なる探査にとどまらない。持ち帰ったサンプルを詳しく分析することで、フォボスがどのように誕生したのかという衛星の起源を解き明かすとともに、生命が居住できる惑星の環境についても調べたいとしている。
火星とその衛星をめぐる研究は、太陽系の成り立ちや生命の可能性を探るうえで世界中の研究者が注目する分野だ。日本発のこのミッションが、その謎に新たな光を当てることが期待される。
鹿児島・種子島から世界へ

報道陣に公開された 火星衛星探査機
種子島宇宙センターは、これまでも数々の宇宙ミッションを世界へと送り出してきた日本の宇宙開発の拠点だ。2026年10月20日未明、再びその地から歴史的な一歩が刻まれる。地元・鹿児島にとっても、大きな注目が集まる打ち上げとなりそうだ。


















































































































