台風12号上陸から1カ月 鹿児島市・和田川流域から見る「ボランティア拠点」と「ハザードマップ」
2025年9月22日(月) 19:25
台風12号では鹿児島市の和田川でも水があふれ、周辺の住宅に被害が出ました。
被災後の復旧を支えたボランティア活動と、被災前の備えのためのハザードマップという2つの切り口から現地の今を取材しました。
台風12号ではん濫した鹿児島市・和田川沿いの妙行寺です。
復旧に一定の目途が見えた8月31日まで、ボランティアの本部として稼働していました。
妙行寺・井上従昭住職
「ボランティアの受け付けや、どういう人からどういう要望があるか、それを受けて『今日はここへ行っていただきましょう』とか、(ボランティアの)本部にいた人もボランティアだが相当疲れていた」
妙行寺を拠点として稼働したボランティアの人数は、10日間で延べ367人。
これだけの人数を手配できたのは、寺を「拠点」として活用できたことが大きいと井上住職は話します。
井上住職
「拠点があるということは情報が集まるし、人も集まるので動きができていくが、同じように(被害)状況が厳しい所でも拠点が無かったら情報が集まらないし、ボランティアの人もどこに動けばいいかわからない」
一方、こちらは、台風で浸水被害を受けたエリアです。
今はきれいに片付いた通りを、ハザードマップを見ながら歩いてみると…
美川愛実キャスター
「私がいるエリアが地図で言うとこのあたり、浸水した時の水の深さが50センチから3m未満のエリアです。このマップどおり、この通りには浸水した車が並んでいて当時は住宅にも浸水被害が出ていました」
ハザードマップでは同じ和田川流域でも、浸水時に想定される水の深さが右岸側は50センチから3メートル未満、左岸側は50センチ未満と大きく異なっています。
これはその土地の高さが大きく影響しています。
実際に和田川を起点に見比べると右岸側が低い土地であることがわかります。
井上住職にもハザードマップと実際の被害状況を見比べてもらいました。
井上住職
「こちら(右岸側)の方が確かに1m近く水が上がっているが、こちら(左岸側)は来ていない。本当にこの通りです」
「自分が住んでいる地域がどうなのかは、本当にこの通りなので、どう動けばいいのか意識しないといけないとこれを見て思った」
#和田川 #鹿児島市 #ボランティア #台風 #浸水 #災害復旧 #ハザードマップ
被災後の復旧を支えたボランティア活動と、被災前の備えのためのハザードマップという2つの切り口から現地の今を取材しました。
台風12号ではん濫した鹿児島市・和田川沿いの妙行寺です。
復旧に一定の目途が見えた8月31日まで、ボランティアの本部として稼働していました。
妙行寺・井上従昭住職
「ボランティアの受け付けや、どういう人からどういう要望があるか、それを受けて『今日はここへ行っていただきましょう』とか、(ボランティアの)本部にいた人もボランティアだが相当疲れていた」
妙行寺を拠点として稼働したボランティアの人数は、10日間で延べ367人。
これだけの人数を手配できたのは、寺を「拠点」として活用できたことが大きいと井上住職は話します。
井上住職
「拠点があるということは情報が集まるし、人も集まるので動きができていくが、同じように(被害)状況が厳しい所でも拠点が無かったら情報が集まらないし、ボランティアの人もどこに動けばいいかわからない」
一方、こちらは、台風で浸水被害を受けたエリアです。
今はきれいに片付いた通りを、ハザードマップを見ながら歩いてみると…
美川愛実キャスター
「私がいるエリアが地図で言うとこのあたり、浸水した時の水の深さが50センチから3m未満のエリアです。このマップどおり、この通りには浸水した車が並んでいて当時は住宅にも浸水被害が出ていました」
ハザードマップでは同じ和田川流域でも、浸水時に想定される水の深さが右岸側は50センチから3メートル未満、左岸側は50センチ未満と大きく異なっています。
これはその土地の高さが大きく影響しています。
実際に和田川を起点に見比べると右岸側が低い土地であることがわかります。
井上住職にもハザードマップと実際の被害状況を見比べてもらいました。
井上住職
「こちら(右岸側)の方が確かに1m近く水が上がっているが、こちら(左岸側)は来ていない。本当にこの通りです」
「自分が住んでいる地域がどうなのかは、本当にこの通りなので、どう動けばいいのか意識しないといけないとこれを見て思った」
#和田川 #鹿児島市 #ボランティア #台風 #浸水 #災害復旧 #ハザードマップ