「新しい時代にふさわしい教育を目指す」 鹿児島市の公立小中学校の土曜授業が「年3回程度まで」に削減へ
2025年12月11日(木) 11:20

鹿児島市内の公立小中学校の土曜授業が「年3回程度まで」に
鹿児島市教育委員会は10日、鹿児島市内の公立小中学校で現在月1回程度実施されている土曜授業について、2026年度から「年3回程度まで」に削減する方針を明らかにした。
土曜授業の大幅削減へ

2026年度以降、土曜授業が大幅に削減する方向性が示された
鹿児島市議会の個人質疑の中で原之園哲哉教育長は「(土曜授業を)実施する場合は年3回程度までとし、半日単位で学校の教育課程に位置づける」と答弁し、新しい時代にふさわしい教育を目指すため、現在は夏休みや新年度の前後を除き、月1回程度、年間で7回のペースで実施されている土曜授業について、2026年度以降は大幅に削減する方向性が示された。
回数や内容は各学校長が最終的に判断

市議会では「土曜授業の回数が異なるなどの不公平感が生まれる」など懸念の声も
新しい土曜授業の方針の対象となるのは鹿児島市内のすべての公立小中学校で、回数や内容については学校や地域の実情を踏まえた上で、最終的には各学校長の判断に委ねられる。
この点については市議会でも議論となり、議員からは「校長の判断で土曜授業の回数が異なるなど不公平感が生まれる」という懸念の声が上がった。
これに対し市教育委員会は「子どもや保護者にとって価値のある教育活動になるよう丁寧な説明を指導したい」と回答、各学校の状況に応じた柔軟な運用を図りつつ、教育の質を確保する姿勢を示した。

















































































































