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ニュース・スポーツ

おもちゃを大切にしよう! 壊れたおもちゃを修理する「おもちゃ病院」とは? 日置市ではリユース目的の回収事業も【鹿児島】

2025年9月22日(月) 19:49

おもちゃに関する話題です。

坪内さんはお子さんのおもちゃで使わなくなったり壊れたものをどうしていますか?

坪内キャスター
「使わなくなったものは、年下の親戚の子供にあげたりしています」

今回はそんなおもちゃを大切に扱う取り組みや第2の人生を後押しする現場に井上キャスターが密着しました。

使わなくなったり壊れてしまった“おもちゃ”どうしていますか?

「タンスの中に眠ってます。修理とかはしたことない」

「仮面ライダーのベルトとかもずっと残ってるし…」
「ラジコンも動かないからもう手で動かしてる」

そんな悩みを解決する場があります。

夏休み真っ只中の8月3日。

壊れたおもちゃを修理する「おもちゃ病院」です。

県内では2009年以降に各地で活動が始まり、現在は鹿児島市や鹿屋市、奄美市など15のおもちゃ病院があります。

ボランティアで修理代は無料です。

今回取材した鹿児島市の「かごしまおもちゃ病院」は第1、第3、第4日曜日に活動しています。

井上彩香キャスター
「この道具たちは何ですか?」

かごしまおもちゃ病院・竹崎將輝ドクター(69歳)
「修理する道具。これはプラレールの車輪のゴム。やっぱり10年近くたつとゴムですから朽ち果ててしまいますね」

かごしまおもちゃ病院のおもちゃドクターは23人。

69歳の竹崎さんは元自衛官、おもちゃドクター歴15年のベテランです。

こちらは2011年から活動する吉留さん。

かごしまおもちゃ病院・吉留吉弘ドクター(79歳)
「もともとは公務員だったんです。修理が好きだったものですから」

午後1時、ぞくぞくとケガをしたおもちゃがやってきます。

ドクター
「動いたところを見たことがないという…」

おもちゃの持ち主
「お下がりでもらって…」

女の子
「お父さんが『髪の毛が引っかかってるんじゃないか』って、ここら辺に」

ドクター
「あー多分それじゃないと思うな」

この女の子が持ってきたのはウサギのおもちゃ。

お母さん
「動いた動いた動いた動いた…良かったね!」

診断は後ろ足骨折。

女の子
「後ろ足が骨折してた」

井上キャスター
「なんで骨折しちゃったの?」

女の子
「お父さんが踏んだから。前は悲しかったけど直してもらってうれしかった」

「かごしまおもちゃ病院」が大切にしているのは、子ども達に“修理の様子を見てもらう”ことです。

このおもちゃはレジのコードが切れて音が鳴らなくなりました。

竹崎ドクター
「ねえ、中身こんなになってるんだよ。ここでつないで接着しちゃいます」

そしてー

竹崎ドクター
「はい、どうぞ!」

子ども
「できた!ありがとう!」

竹崎ドクター
「おもちゃは基本的に思い入れのあるおもちゃが多いですからね。捨てられるというのは非常に悲しいこと。それがおもちゃ病院に持ってくれば治る」

一方、街ではおもちゃに関してこんな悩みも。

「部屋の上に本棚があるんですけど、そこに(ぬいぐるみを)全部飾って。生きてるやつ、動くやつを(捨てるのは)何かかわいそうじゃないですか」

思い入れのあるおもちゃは捨てづらい。

そんな悩みに答える仕組みが今、県内では構築されています。

井上キャスター
「日置市では自分が使ったおもちゃを他の人に使ってもらうという取り組みがスタートしています」

市役所の入り口に置かれている「PASSTO」と書かれた大きな箱。

「次の人に渡す」を意味するPASSTOを短縮した造語です。

日置市役所市民生活課・榎園明義さん
「PASSTOボックスは“リユース”を目的に行っている事業なので、次必要とする方の手に渡るということを思えば手放しやすいという声を(市民から)たくさん頂いている」

日置市内の31カ所にあり、衣類やおもちゃなどが無料で回収されています。

箱をのぞくと…

ぬいぐるみが入っていました!

2024年7月に設置され、約1年、その実績はー

榎園さん
「(この1年で)約1.7トン集まっています。おもちゃ・雑貨だけで全体の約10%ほどを占めています」

集まったおもちゃは、この後どうなるのでしょうか。

やってきたのは不要になったおもちゃなどの回収・選別・再流通を行っている薩摩川内市の企業“ECOMMIT”のスタッフです。今回、日置市と協定を結び事業を行っています。

ECOMMIT・宮田晴輝さん
「きょうは多い方ですね」

回収されたおもちゃは薩摩川内市へ。

ECOMMITでは日置市のほかにも、いちき串木野市など県内6つの自治体と協定を結んでいます。

回収の拠点であるエコベース鹿児島には直接の持ち込みも含め年間約2500キロのおもちゃがやってくるそうです。

ここでは再流通させるための選別作業が進められます。

ECOMMIT・和田芳弘さん
「もうボロボロであれば廃棄、使えるものであれば海外(へ出荷)もしくはネット、もしくは(併設の)売り場があるので、店頭販売に分けて仕分けます」

ECOMMIT・新屋裕希さん
「次の子どもたちに大事に使ってもらえらえたらうれしいなと思って、いつも磨きながら選別しています」

エコベースがあるのは国際貿易港である川内港の近く。

ECOMMIT・鈴木衣津美さん
「海外に出荷するときにコンテナに詰めて出荷するんですけど、(かつて)川内港が近いのでそこから海外に出荷した。変動するんですけど、だいたい海外への出荷は(集まるおもちゃの)6割」 ※現在は福岡県経由で海外に出荷

大切なおもちゃを次の人に渡す取り組みと、直す取り組み。方法は違いますが、両者の根底にあるのは「ものを大切にしてほしい」という思い。

ECOMMIT・鈴木さん
「さまざまな形で次に生かす道がある。”捨てる”以外の選択肢としてPASSTOを使ってほしい」

かごしまおもちゃ病院・竹崎將輝ドクター
「思い出のものとかそういうものが直って、そしてまだ使えるというというところも、(おもちゃ病院の)いいところじゃないかと」

おもちゃを大切にする思いは時間を超えて、時には海を越えてつながっていきます。
みなさんの持っているおもちゃの次の物語をどう紡いでいきますか?


#おもちゃ #おもちゃ病院 #鹿児島市 #日置市 #PASSTO #ECOMMIT #薩摩川内市

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