イントロダクション 

開局50周年を迎えたKTS鹿児島テレビ。
故郷・鹿児島の人々へテレビを通して、何を伝えていくのか…その新たな一歩がドラマ。
舞台は日本を変えた明治維新。主人公は名も無き薩摩藩士、前田正名。

地方からこの国をっていく-”
本当の意味でこの国を創った男、固い決意のその裏にはあの維新の豪傑・坂本龍馬から受け継いだ “時代のバトン”があった。

日本人が忘れかけたもの… 誰のために、何のために、生きるのか。
明治維新150年、“前田正名”という名も無き薩摩藩士の生き方を通して、問いかける。
そこには「」という難しい時代を生き抜く、乗り越えていく、熱いメッセージがある。


 前田正名とは 


前田正名
明治新政府の官僚だった元薩摩藩士の前田正名。
農業を中心とした産業を地方に興し、地方からこの国創りを進めることが日本の近代化に繋がると説いた。しかしこの考えは、大資本企業を中心とした工業化こそが優先されるべきという当時の政府主流派に反対され、前田は官僚の地位を追われることになる。それでも前田は諦めなかった。私財を投げ打って、自らの考えを広めるため、粗末な身なりで全国行脚の旅に出かけた。そんな前田のことを人々は「布衣(ほい)の宰相」「無冠の農相」と呼ぶようになる。 やがて前田の考えに共感した地方の若者たちは、自ら産業を興し、近代日本の礎を築いていくことになる。それは現代に繋がる「地域振興」「地方の時代」の先駆けでもあった。


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