鹿児島の映画好き5人が選ぶ「わたしの一本」を紹介!
さらに、「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」などの作品で知られる鹿児島出身の映画監督・吉田大八さんがナマ・イキVOICE初出演。人生を変えた一本とは?
新型コロナウイルスの影響で公開延期となっている最新作「騙し絵の牙」への思いも聞きました。
ガーデンズシネマ 支配人・黒岩 美智子さんの一本はインド映画「バーフバリ 王の凱旋」。数奇な運命に導かれた伝説の戦士バーフバリの三代に渡る壮絶な愛と復讐のドラマです。アクションに歌、踊り、常識を破壊するインパクト!インド映画の面白さが凝縮された一本。歌って踊って映画を楽しむ「マサラ上映」で、タンバリン片手にインド映画の世界を味わってみては?
志布志にある生活雑貨デシリットルを営む生重雅代さんは、気に入った作品があれば上映会を開いてしまうほどの映画好き。生重さんの1本は小津安二郎監督の「お早よう」。舞台は複数の家族が隣り合って暮らしている郊外の住宅地。そこに住んでいる家族の日常生活が描かれたホームコメディです。ほっと一息つきたいときにいかがでしょう?
南日本新聞の書評を書いていた下池奈津子さんは、ライター、イベント主催者、時には表現者として鹿児島の文化を盛り上げています。下池さんの1本は「ドゥ・ザ・ライト・シング」。ピザ屋で起きた黒人男性と白人男性のささいな揉めごとがきっかけに大きな暴動へと発展するという人種差別をテーマに描かれた衝撃作。正しいことをしよう。今だからこそ観ておきたい1本です。
星空のもと映画を観る「かごしま野外シネマフェスティバル」の発起人、田中隆広さん。田中さんの一本は「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」。一流レストランの元総料理長がオーナーと衝突して店を辞め、フードトラックで移動販売しながらアメリカを横断するハートフルコメディ。前向きな主人公に元気をもらえる1本です
鹿児島県出身の映画監督、吉田大八さん。「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」で監督デビュー。「桐島、部活やめるってよ」では日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞しました。吉田監督の1本は「ミッション:インポッシブル」。これまでに6シリーズ公開されているアクション映画です。トム・クルーズ演じるスパイ、イーサン・ハントが、仲間の力とテクノロジーの力を使って、実行不可能なミッションに挑んでいきます。観たことがある人も多いアクション映画の名作。俳優達の表情、音楽、映像の撮り方など、もう一度観たら新たな発見があるはず!
監督の最新作「騙し絵の牙」。大泉洋さんが出演する前提で描かれた小説を、吉田監督が映画化しています。しかし、この最新作は完成していたものの新型コロナウイルスの影響で公開が延期となりました。私達が映画業界の力になれることが何かお聞きしました。
吉田監督
「ストリーミングとかレンタルとかお持ちのソフトで映画を見て常に映画に対しての気持ちみたいなものを絶やさないということ。
今年中には騙し絵の牙も劇場で公開できると思うのでお待ち頂ければなと思います」