3/14（土）仙巌園・集成館の魅力とは？

2015年3月17日

OA情報

鹿児島市　磯地区。

桜島・錦江湾の眺めは随一、とも言われ、どちらかといえば、旅行者が好んで訪れる観光地。県内に住む私たちは、通りはするけれどわざわざ立ち寄ることがない。

しかし、さかのぼること１５０年前。
実はこの地区に、当時の日本最先端技術が集まっていたんだって。
その跡地がいま、世界文化遺産に登録される動きが。
それって本当？正直、その価値、全く知りませんでした！

ということで、きょうはこの磯エリアに注目。
改めて知る歴史と魅力、そしてかごしまの底力を知る３０分です。

■仙巌園の楽しみ方　噂と謎を紐解く
鹿児島の観光スポットの定番、仙巌園。
江戸時代、島津家の別邸として建てられ、明治期には本邸として使われていた、お殿様の家。

仙巌園にまつわる謎の噂を集め、やってきました。

▼謎その１　何度も行ける入園料の裏ワザ
年間パスを二人で買えば、１５００円で何度でも入園できる上に、持っているだけで割引きのサービスも。

入るとすぐに世界文化遺産候補、大砲をつくるために鉄を溶かしていた場所、反射炉。この技術が当時、時代の最先端をいっていた。

▼謎その２　不思議な石碑「二町」
町とは、江戸時代の距離の単位。計算すると、鈴門までだいたい３０８歩でいけるらしいとのこと。
当時の人も、こうやって歩いていたのかな？
ゴールの鈴門（すずもん）は島津家当主と世継ぎのみが通ったと言わている。

▼謎その３　御殿でしか食べられないお菓子がある？
飛龍頭（ひりゅうず）。
当時の茶菓子に因んで作られた一風変わった、特製菓子。なんと、ぎんなんやしいたけ、おみそが入っている。

御殿の中は、幕末から明治にかけての当主が暮らした様子が復元されています。
見学ツアーの最後、噂のお菓子登場！
「ちょっとお出しのかおりがします。美味しい！」
お茶を一服。結構なお点前です。

▼謎その４　字が書いた岩
中国文化の影響と言われる、「千尋巌（せんじんがん）」
３９００人をも使って書かせた、一枚岩なんだそう。

▼謎その５　ロープウエーがあった？
噂は本当だった！！２２年前まであった、仙巌園と吉野町の磯山をつないでいたロープウエー！
絶景のデートスポットだったんだろうな～！

▼謎その６　猫神？
猫の神社・・・一体なぜこんなところに？！
朝鮮出兵で時計代わりに連れて行かれた猫がまつられているのだそう。日本各地から猫好きがやってくる。

他にもパワスポがいっぱい！
鶴丸城や別邸にあった１３の神社を１つにまとめた御庭（おにわ）神社。

仙巌園の隣にある鶴嶺神社は、女性の美しさを守る神様が！
もっと早く行っておけばよかった～。

磯定番、じゃんぼもちも園内で発見。
レストラン桜華亭（おうかてい）では、、釣り好きの斉彬公にちなんだ「鯛茶漬け」が。これからの時期は、錦江湾で取れる旬の桜鯛をいただける。

■集成館＆異人館＆平田屋
やってきたのは、鹿児島県庁「世界文化遺産課」。
ここにくるまでは中迫さん自身も鹿児島の歴史を深く知ることはなかった。

「昔の人も同じ景色を見て同じ空気をすっていたのかなって思うと、つながっているのかなとわくわくというか。」
見方を変えれば実は面白いのかな？！尚古集成館を訪ねた。

▼尚古集成館
第十一代薩摩藩主、島津斉彬が外国に負けない国づくりのために、この磯地区に作った工場群のこと。
ここはそのうちの１つ、機械工場。今は鹿児島の歴史を語る、博物館となっている。