
2月6日は、「抹茶の日」です。
全国有数のお茶どころ、鹿児島。
抹茶のイメージは強くありませんでしたが、鹿児島で抹茶のニューウェーブが来ているんです。
その鹿児島の抹茶について、お伝えしました。

鹿児島のお茶の産出額は、静岡県に次いで、全国第2位です。

そんな鹿児島茶の中で、新たな波が生まれています。
それは、抹茶。

案内してくれるのは、池田研太さん。

池田さんは、お茶の鑑定技術を示す「茶師」の中で、最高の十段を持っています。

制度が始まって70年。
十段に認められたのは、全国でわずか23人です。

その中の一人である池田さんは、まさにお茶のプロフェッショナル!

まずは、鹿児島の抹茶を池田さんに点てて頂きました。

甘みとうま味が濃厚で、飲んだ後もずっと余韻を感じる味わいです。

実は、鹿児島は、抹茶の原料となるてん茶の栽培面積が日本一なんです。

てん茶とは、茶葉を蒸した後、揉まずに焙煎したものです。

煎茶のように揉まないので、茶葉の形が残っています。

宇治抹茶で有名な京都府が、長年、1位の座を守ってきましたが、2020年に鹿児島県が逆転。
今では、鹿児島県が全国シェアの3割以上を占めています。

しかし、鹿児島には、てん茶から抹茶を作る工場がありませんでした。

だから、生産されたてん茶は、ほとんどが県外に出荷されていたんです。

(池田さん)
「無いなら、作ればいい」ということで、鹿児島で初の抹茶専用の工場を、4年前に作りました。

工場の中を見せていただくことに。

(池田さん)
石臼のラインです。

上にてん茶が入っていて、少しずつ臼で挽いて、抹茶になります。

(池田さん)
石臼が一番いい。
石と茶葉の摩擦で焙煎され、風味がぐっと高くなる。

石臼1台につき、1時間でわずか20杯分しか作れないのだそうです。

抹茶 (30g)1944円

(池田さん)
ここ数年、海外の需要が伸びてきています。
鹿児島から世界、日本の人に、お茶の良さが伝わってくれたら。
TEAWAVE

抹茶を、もっと気軽に楽しんでほしいと、カフェも新しくオープンしています。

店長の仮屋由里さんです。

お店のコンセプトは、「鹿児島のお茶を身近に」。

(仮屋さん)
イチオシは、抹茶ラテです。
抹茶ラテ (アイス/ホット)600円

注文をうけてから、一杯ずつ抹茶を点てます。

使用する抹茶は、日置市産のヒオキチャホのものです。

(仮屋さん)
お茶は、空気に触れた瞬間から劣化が始まります。
だから、一杯ずつ点てているんです。

苦みや渋みがミルクの甘さに包まれていて、抹茶が苦手な人にこそオススメです。

抹茶バスクチーズケーキ 650円
お抹茶ココアラテ(ホット)650円

おいしい抹茶を味わって、鹿児島抹茶を応援しましょう♪