7月20日(木)かごしまロングセラー、 県民も知らない山形屋食堂『焼きそば』ヒストリー
長年人気を誇るロングセラー商品。
その商品の歴史、そして長年人気を保つ秘訣に迫る企画、『かごしまロングセラー県民も知らないヒストリー』。
3回目の今回は、
山形屋食堂の『焼きそば』
販売開始から65年。
パリパリの麺の上に野菜がたっぷり入ったアン。
そこに特製の三杯酢。
その味わいは「なんつぁならん」おいしさです。
『焼きそば』には、県民も知らないヒストリーが。
ヒストリーその①『そうだったのか!山形屋誕生物語』
『焼きそば』を語るなら、山形屋の歴史も知りたい!
山形屋の生みの親と言われている、源衛門。
宝暦元年、紅花仲買や呉服太物を扱う行商を行っており、大阪、京都を立ち回って商売をしていたそうです。
源衛門は、商売をする為に薩摩入り。
そして、安永元年、山形屋は呉服店として、その歴史を歩み始めました。
屋号については諸説ありますが、源衛門が山形県出身ということから付けられたと言われているそうです。
ヒストリー その②『山形屋食堂の歴史、そして焼きそばのルーツ』
語り部は、山形屋食堂を運営する、ベルグの取締役、杉山行広さんです。
「焼きそば」をこよなく愛する、県民の1人です。
より地域に密着しようと、8年前から県内9ヵ所の自治体と連携して、地域の食材を使用したコラボメニューなどの提供も始めました。
そして現在、県内産のかぼちゃやウナギを使用した小鉢、プチ焼きそば等が乗った松花堂に、7種類のフルーツがのった昔懐かしいプリンアラモードパフェなどを期間限定で販売しています。
80年の歴史をもつ山形屋食堂の看板メニュー、「焼きそば」は、昭和33年に誕生しました。
その味は当時から大人気で、今では、年間23万食も食べられています。
ヒストリー その③『人気の秘密を調査!そして引き継がれる味』
話を伺ったのは、山形屋食堂・総料理長の小湊新吾さんです。
人気の秘密。
まずは、「早い!」
混雑の程度により提供時間は変わりますが、平均10分以内には出てくるそうです。
続いては、「美味い!」
焼きそばには、キャベツやタマネギ、豚肉など、9種類もの具材がたっぷり。
山形屋食堂の焼きそばには絶対欠かせない、三杯酢。
三杯酢は全テーブルに完備してあり、もはや「焼きそば」の一部です。
今年80年を迎えた山形屋食堂。
そんな食堂を支えてきた看板商品が、『焼きそば』です。