笑福神楽団の未来ノート
福山の新しい伝統をつくり、残していきたい 笑福神楽団
綺麗な衣装に袖を通す男の子。
身につけるのは…
えっ?お面?今回、未来への思いをつづるのは「笑福神楽団」の皆さんです。
日本の神話をもとにした神事であり芸能でもある神楽。
こちらは「天岩戸」を題材とした作品です。団長の宮川さんは、福岡からの移住者。
大学生の時に神楽と出会って以来、その魅力にとりつかれ、移住先の霧島市福山で知り合った仲間と共に神楽団を結成したのです。これまで地域のイベントや自分たちで主催したお祭り等で、神楽を披露してきました。
大蛇に扮した宮川さん。
福山で神楽を始めたのには、この町に来て知ったある現実が…団長 宮川哲郎さん
「(霧島市福山の)お祭りが無くなって楽しみが無くなっている。神楽で楽しみを作っていく」かつては福山にもあった地元のお祭り。
ところが、少子高齢化などが進むにつれ、無くなってしまいました。
そこで、神楽を通じて再び地元を盛り上げたい。
そんな思いで集まってきたメンバーによって、この神楽団は構成されているのです。最年長団員 南園謙一さん(86)
「みんなが楽しくなる神楽。みんなで一緒になってワイワイやって」幅広い年代の知恵を集めて福山を盛り上げ、未来に神楽を残していくための活動は続きます。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
