日置市を拠点に活動する男子バレーボールチーム「フラーゴラッド鹿児島」。地域に密着し、地域に愛されるクラブを目指し、当時Vリーグのチームがなかった鹿児島に2021年に発足した。鹿児島初のVチームとして、2023-2024シーズンはV3リーグ初参戦で初優勝。

試合に駆けつけるファンは、バレー好きもいれば、選手が働く職場の人、口コミで増えた高齢者のファンなど、年齢層は様々だ。2024-2025シーズン、新たに創設されたVリーグの西地区に所属するフラーゴラッドは、プレーオフを勝ち上がり、Vリーグ初代王者に輝いた。フラーゴラッドはいかにしてビクトリーロードを駆け上ったのか。

その軌跡を振り返ると友に、多くのファンが熱狂したプレーオフ決勝戦を振り返る。また、長いシーズンを終えたばかりの選手（長友優磨キャプテンと笠利真吾選手）とチームの拠点・日置市を歩く。今だから話せるシーズン中の秘話や、試合では見せない素顔に迫る。