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廃校となった中学校がおもしろオフィスビルに大変身!! 鹿児島県錦江町

2022年8月19日18:50

鹿児島県・大隅半島にある錦江町は、2008年に閉校した神川中学校を2017年前から、民間企業にオフィスとして貸し出す取り組みを始めていました。これが今、全国から注目されています。

少子化の影響で2008年に閉校した錦江町立神川中学校。そこに2022年7月、スーツケースを持った男性たちが続々とやってきました。

兵庫県に本社を置くIT企業の一行です。この日から錦江町にサテライトオフィスを構えます。

ソフィック・塔筋幸造社長「広さが贈り物のような感じがして運動場が広いところとか、いろんな施設がいっぱい使えるというのは魅力的でしたね」

閉校となった小中学校の跡地は老人ホームになったりキャンプ場になったりと、鹿児島県内でも様々な活用がなされています。

神川中学校についても錦江町は活用方法を模索し、最後に選んだのがオフィスとして民間企業に貸し出す案でした。そこには人口減少に悩む町の将来もかかっていました。

錦江町未来づくり課・中島さん「観光というと錦江町は弱い面があるのでやはり、関係人口をつくっていくには観光に頼らない新しいやり方をということでサテライトオフィスを提案した」

錦江町は町にやってきた企業をサポートするため、担当課をまるごと神川中学校に移転させるなど、この場所の活用に本気で取り組んでいます。

現在は4つの企業が入居していて、旧神川中学校は今では県外からも企業がやってくる立派な「オフィスビル」となったのです。

錦江町未来づくり課・中島さん「コロナがこれだけ流行してテレワークというのが見直されて二拠点生活とかそういうのが主流になってきた関係で地方にも都市部のワーカーの目がいくようになったというのは感じています」

別の教室をのぞいてみました。埼玉県に本社を置く資材メーカーのオフィスです。

光陽オリエントジャパン・清藤新一郎鹿児島事務所長「こちらで新しい事業ができないかと進出しました」

この会社では、自社が持つ海外ネットワークを使い、錦江町を始めとする鹿児島の特産品を輸出しようと、神川中学校に拠点を構えました。

新規採用も行い、今後、事業を始める計画です。

清藤新一郎鹿児島事務所長「特産品、隠れたものを海外に販売していきたいと、そういうのを考えてやっています」

軒を連ねるのは企業だけではありません。まちづくりのNPO法人は「本を通じて交流したい」と図書館を運営しています。

その仕組みもとてもユニーク。

有料で貸し出された本棚に、それぞれの本棚のオーナーが好きな本を並べることができる仕組みです。

本を開けてみるとオーナーからのメッセージが書かれているなどわくわくする仕掛けもあり、地元の人も足しげく通っています。

錦江町未来づくり課・中島さん「2021年の4月から4社、進出していただいておりますので企業さんが入って頂いたおかげで地元での採用も始まっていますので、いろんな形での効果があると思っています」

定住者や交流人口を増やし新しいビジネスも生み出したい!地域の困りごとを逆手に取った中学校跡地の活用が実を結んでいます。

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