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鹿児島・悪石島で震度5強 一連の群発地震で最大の震度

2021年12月9日19:25

9日午前11時すぎ、鹿児島県十島村のトカラ列島、悪石島で震度5強を観測する地震がありました。トカラ列島近海で発生している一連の群発地震では最大の震度となりました。これまでのところけが人の情報は入っておらず、大きな被害も確認されていません。

12月4日から群発地震が発生している悪石島。

今回は一連の地震のなかで最大の震度となる震度5強を観測しました。

島唯一の商店では商品が棚から落ちたほか、酒類の瓶も床に落ちて割れ中身もこぼれています。

そして悪石島小中学校の校庭には、避難してきた住民の姿がありました。

9日午前11時5分ごろ発生したトカラ列島近海を震源とする最大震度5強の地震。

地震の規模を示すマグニチュードは6.1、悪石島で震度5強のほか小宝島で震度4、奄美市、諏訪之瀬島で震度3の揺れを観測しました。

この地震による津波はありませんでした。

震度3を観測した奄美市にある情報カメラは地震発生時、画面が左右に揺れていたのが分かります。

震度5強を観測した悪石島に住む人は地震当時の瞬間について、このように話します。

悪石島の住民
「地震発生当時私は海岸にいました。山が全部動いていました。車から飛び降りてしゃがみこむくらいの揺れで車はガタガタ揺れていました。地響きがするので見晴らしのいいところに行ったら、湯泊地区に行く途中で崖崩れ、他にも海側の崖が崩れるところを見た。島民のほとんどが大丈夫かなと心配している。『全島避難しないといけないのかな』と心配する人も」

鹿児島市泉町の十島村役場では、職員が現地の被害や住民の避難状況の確認を行うほか、自衛隊や気象庁、国土交通省の関係者らも訪れ対応に追われていました。

十島村役場によりますと午前11時5分ごろの地震発生時、悪石島にいた住民63人、工事業者12人の合わせて75人は全員、悪石島小中学校のグラウンドに避難し、けが人はいないということです。

午後3時半ごろには避難した住民に自宅や民宿で待機をするよう指示したということです。

これまでに島内で停電や断水、ガス漏れの情報もないということです。

また湯泊地区の遊歩道が崩れているという情報があり、現在役場が確認しているということです。

十島村の肥後正司村長は県の防災ヘリコプターで悪石島へ行き島の状況を確認した後、午後5時ごろ鹿児島市の役場に戻り職員と今後の対応を協議しました。

鹿児島県十島村・肥後正司村長
「大きな被害は確認できなかった。ただ一部土砂崩れらしきものをヘリコプターから確認した。高齢者の方や子どもを抱えている方が不安を感じるということで、島外避難という要望もあるので、自治会長等に島外避難したいという希望者を調査した上で、『あすの午前中までに村にあげてくれ』と話をしてきた」

十島村の肥後村長は会見で、33人の島民が島外避難を希望していることから奄美大島と鹿児島市、2カ所にホテルを借り上げる方向で準備を進めていることを明らかにしました。

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